配布ポイントについて

配布ポイントとは、コンピュータやモバイルデバイスへ配布するファイルのホストサーバです。Jamf Pro を使用する際、以下の種類のファイルを配布ポイントから配布できます。

  • パッケージ

  • スクリプト

  • In-house App

  • In-House Books (組織内 Book)

Jamf Pro は2種類の配布ポイントに対応します。

  • ファイル共有配布ポイント

  • クラウド配布ポイント

これら3種類の配布ポイントを自由に組み合わせることができます。

Jamf Pro に追加する最初の配布ポイントが、プリンシパル配布ポイントになるようにデフォルト設定されています。プリンシパル配布ポイントは信頼できるファイル情報源であり、それ以外の配布ポイントが複製を実行する際に使用します。プリンシパル配布ポイントはいつでも変更できます。

注: MDM プロファイルを持たない macOS 10.15 以降を搭載したコンピュータでは、HTTP、HTTPS、またはクラウド配布ポイントを使用してパッケージをインストールする必要があります。

配布ポイントのインフラストラクチャを検討する場合、それぞれの配布ポイントの種類とその違いについて理解しておくことが重要です。下表はそれぞれの違いを示したものです。

 

ファイル共有配布ポイント

クラウド配布ポイント

説明

配布ポイントとして構成された標準サーバ

以下のコンテンツデリバリネットワーク (CDN) を利用してファイルをホストする配布ポイント:

  • Rackspace Cloud のファイル

  • Amazon Web サービス

  • Akamai

  • Jamf Cloud 配布サービス (JCDS)

Jamf Pro サーバごとの最大数

無制限

1

サーバ/プラットフォームの要件

Apple Filing Protocol
(AFP) または Server Message Block (SMB) でファイル共有するサーバ

注: ファイル共有配布ポイントを同じサーバに実装してホストすることはできません。

なし

プロトコル

AFP/SMB/HTTP/HTTPS

HTTPS

ポート

  • AFP: 548

  • SMB: 139

  • HTTP: 80

  • HTTPS: 443

443

認証オプション

  • AFP/SMB:

    • 認証なし

    • ユーザ名およびパスワード

  • HTTP/HTTPS:

    • 認証なし

    • ユーザ名およびパスワード

なし

ホスト対象のファイル

パッケージ

  • パッケージ

  • In-house App

  • In-House Books (組織内 Book)

Parent-Child 機能

いいえ

いいえ

ファイルの複製方法

ファイル共有配布ポイントへの複製は、必ず Jamf Admin で開始します。

クラウド配布ポイントへの複製は、必ず Jamf Admin で開始します。

複製の選択

ファイル共有配布ポイントへの複製には使用できません。

ファイル共有配布ポイントがプリンシパル配布ポイントであれば、クラウド配布ポイントへ複製する際に使用できます。

必ず、Jamf Pro で複製用ファイルを指定し、Jamf Admin から複製を実行してください。

関連情報

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