Volume Purchasing ユーザ登録
ユーザベースのマネージド配布のために、Volume Purchasing (旧称 VPP) を通じて購入されたコンテンツをユーザに割り当てる前に、ユーザは招待状を受け入れて Volume Purchasing に登録する必要があります。以下の表は、招待状を配布するために使用できる様々な方法について説明しています。
配布方法 |
Mac の OSユーザ環境 |
iOS の OSユーザ環境 |
Notes (注記) |
Eメール経由で通知を送信 |
ユーザは、E メールの招待状の URL をクリックし、画面が表示されたら LDAP ディレクトリアカウントまたは Jamf Pro ユーザアカウントの認証情報を入力します。そこから App Store へ接続し、Apple ID を入力して登録手続きを完了します。 |
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ユーザが通知を承認すると、macOS の Self Service で通知が使用可能になります。 |
ユーザのコンピュータに通知が表示され、Volume Purchasing の登録を促すメッセージが現れます。また、ユーザは、Self Service ツールバーの Notifications (通知) アイコンをクリックすることによって、macOS 用 Self Service の招待状にアクセスできます。 通知をクリックして App Store へ接続し、Apple ID を入力して登録手続きを完了します。 |
ユーザのモバイルデバイスに通知が表示され、Volume Purchasing の登録を促すメッセージが現れます。そこから App Store へ接続し、Apple ID を入力して登録手続きを完了します。 |
ユーザは、招待状が複数のデバイスで表示されているときでも、1 つのデバイスで招待状を受け入れるだけで済みます。 |
Self Service のみで通知を使用可能にする |
ユーザは、Self Service ツールバーの Notifications (通知) アイコンをクリックすることによって、macOS 用 Self Service の招待状にアクセスできます。 通知をクリックして App Store へ接続し、Apple ID を入力して登録手続きを完了します。 |
ユーザは、VPP Invitations (VPP 通知) をクリックして Self Service app の通知にアクセスします。 |
ユーザは、招待状が複数のデバイスで表示されているときでも、1 つのデバイスで招待状を受け入れるだけで済みます。 |
マネージド Apple ID を持つユーザのみが自動的に登録されるので、通知はスキップします。 |
マネージド Apple ID のある招待状の Scope (適用範囲) 内のユーザに対してだけ、Volume Purchasing の自動登録が行われます。ユーザは、招待状を受け取らず、Volume Purchasing に登録することを求める画面が表示されません。 マネージド Apple ID のない招待状の Scope (適用範囲) 内のユーザは、招待状を受け取らず、Volume Purchasing に登録することを求める画面が表示されません。 |
招待状に対して自動登録オプションを構成するには、この場所に対して Automatically Register with volume purchasing if users have Managed Apple IDs (ユーザがマネージド Apple ID を持っている場合、Volume Purchasing に自動的に登録) オプションを有効にする必要があります。詳しくは、Volume Purchasing との統合 を参照してください。 |
招待状が送信された後、ユーザが割り当てられた任意のコンピュータまたはモバイルデバイスにおいて Self Service で利用可能です。ユーザが複数の招待状を受信している場合、各招待状を個別に受け入れる必要があります。ユーザが招待状を受け入れず、Volume Purchasing を通じて割り当てられた App または Book をインストールしようとすると、App または Book のインストール前に招待状を受け入れることを促す画面が表示されます。
注: Jamf Pro は、デバイスベースのマネージド配布もサポートしています。これにより、Mac App Store App をコンピュータに直接配布したり、App Store App をモバイルデバイスに直接配布したりすることができるようになります。デバイスベースの配布に対して、Volume Purchasing ユーザ登録は必要ありません。詳しくは、コンピュータ向けマネージド配布 と モバイルデバイス向けマネージド配布 を参照してください。
要件
Volume Purchasing のユーザ登録を行うには、Jamf Pro で場所を設定する必要があります。詳しくは、Volume Purchasing との統合 を参照してください。
E メールにより招待状を送信するには、Jamf Pro で SMTP サーバを設定する必要があります。詳しくは、SMTP サーバとの統合を参照してください。
E メールにより招待状を送信し、ユーザにログインを要求する場合、ユーザは LDAP ディレクトリアカウントまたは Jamf Pro ユーザアカウントで登録ページにログインする必要があります。ユーザが LDAP ディレクトリアカウントでログインするには、Jamf Pro で LDAP サーバを設定する必要があります。詳しくは、LDAP ディレクトリサービスとの統合 を参照してください。
ユーザに画面を表示することにより招待状を送信するには、以下が必要です。
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ディレクトリサービスにバインディングされている macOS 10.9 以降のコンピュータ、または iOS 7.0.4 以降のモバイルデバイス (詳しくは、ディレクトリサービスへのバインディングを参照してください。)
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Jamf Pro のプッシュ証明書 (詳しくは、プッシュ証明書 を参照してください。)
招待状に対して自動登録オプションを構成するには、この場所で Automatically Register with volume purchasing if users have Managed Apple IDs (ユーザがマネージド Apple ID を持っている場合、Volume Purchasing に自動的に登録) オプションを有効にする必要があります。詳しくは、Volume Purchasing との統合 を参照してください。
招待状の送信
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Jamf Pro にログインします。
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ページトップの Users (ユーザ) をクリックします。
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Invitations (招待状) をクリックします。
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New (新規) をクリックします。
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General (一般) ペインを使用して、招待状の基本設定を構成します。これには、招待状を送信するために使用する場所や方法が含まれます。
注: 招待状は場所が所属するサイトに自動的に追加されます。
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(オプション) マネージド Apple ID を持っている招待状の Scope (適用範囲) 内のユーザを自動的に登録し、マネージド Apple ID を持っていないユーザに招待状を送信するには、Automatically register with volume purchasing if users have Managed Apple IDs (ユーザがマネージド Apple ID を持っている場合、Volume Purchasing に自動的に登録) チェックボックスを選択してください。
マネージド Apple ID を持っているユーザは Volume Purchasing の自動登録が行われ、招待状を受信したり、Volume Purchasing の登録画面が表示されたりすることがありません。マネージド Apple ID を持っていないユーザは、Distribution Method (配布方法) ポップアップメニューで選択した方法により招待状を受信します。注: Automatically Register with volume purchasing if users have Managed Apple IDs (ユーザがマネージド Apple ID を持っている場合、Volume Purchasing に自動的に登録) オプションが場所に対して有効な場合のみ、このチェックボックスが表示されます。詳しくは、Volume Purchasing との統合 を参照してください。
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Scope (適用範囲) タブをクリックし、通知の適用範囲を設定します。
注: いずれかのポイントで場所のサイトが変更された場合、その場所のサイトに属していないユーザは通知の Scope (適用範囲) から削除されます。詳しくは、Scope を参照してください。
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Save (保存) をクリックします。
招待状が、指定したユーザに直ちに送信されます。招待状のリストで招待状のステータスを確認できます。
招待状の使用の表示
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Jamf Pro にログインします。
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ページトップの Users (ユーザ) をクリックします。
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Invitations (招待状) をクリックします。
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使用状況を確認したい通知をクリックします。
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Usage (使用状況) をクリックします。
ステータスや最終アクションを含む基本的な通知の使用状況が表示されます。 -
送信日、通知 ID など、追加の詳細を表示するには、その項目のユーザ名をクリックしてください。
招待状の再送
Jamf Pro を利用すると、Volume Purchasing の登録をしていないユーザに招待状が再送できます。
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Jamf Pro にログインします。
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ページトップの Users (ユーザ) をクリックします。
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Invitations (招待状) をクリックします。
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再送信したい通知をクリックします。
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Resend (再送信) クリックします。
Volume Purchasing の登録を行っていない Scope (適用範囲) 内のユーザに招待状が直ちに送信されます。
関連情報
本ガイドの以下のセクションに関連情報が記載されています。
ユーザベースのボリューム割り当て
マネージド配布のためにユーザにコンテンツを割り当てる方法を確認します。
以下に挙げるナレッジベースの資料に関連情報が記載されています。
Redoing Volume Purchasing User Registration for an Unintended Apple ID (意図しない Apple ID の Volume Purchasing ユーザー登録の再実行)
意図していない Apple ID を使用してVolume Purchasing の登録を行ったユーザに対して登録を再実行する方法を確認してください。