コンピュータのインベントリ収集
Jamf Pro のインストール時に自動作成された 「インベントリ更新」 ポリシーを使用してコンピュータのインベントリ情報が収集されるようにデフォルト設定されています。このポリシーは、毎週すべてのコンピュータからインベントリ情報を収集します。
デフォルトのインベントリ情報収集ポリシーは、いつでも変更できます。さらに、インベントリ情報収集の管理を強化するため、必要に応じて付加的なインベントリ情報収集ポリシーを作成することもできます。
MDM コマンドによって収集されたコンピュータインベントリ情報
コンピュータのインベントリ情報の大部分は Jamf 管理フレームワークによって収集されますが、MDM コマンドは、追加のインベントリ情報を収集したり、他のインベントリフィールドに入力したりするためにも使用されます。MDM コマンドは、通常、Jamf 管理フレームワークのインベントリコマンドが実行された直後に発行されます。この情報は、特定のフィールドが更新または入力に失敗する問題をトラブルシューティングするときに役立ちます。コンピュータインベントリ情報の履歴タブの管理履歴カテゴリに移動すると、送信された MDM コマンドを表示できます。
注: Jamf Pro は、管理履歴カテゴリに表示される可能性のあるインベントリ情報に影響を与えない追加の MDM コマンドも送信します。
次の表は、Jamf Pro が MDM コマンドによって収集するインベントリ情報を示しています:
収集されたインベントリフィールド |
影響を受ける macOS バージョン |
使用される MDM コマンド |
アクティベーションロック 注: macOS 10.15 以降を搭載した互換性のあるコンピュータに対してのみ収集macOS の互換性の詳細については、Apple のサポートドキュメントを参照してください: https://support.apple.com/HT208987 |
10.15 以降 |
DeviceInformation |
自動デバイス登録により登録済み |
10.13.4 以降 |
SecurityInfo |
外部起動レベル |
10.15 以降 |
SecurityInfo |
セキュアブートレベル |
10.15 以降 |
SecurityInfo |
監視対象 |
10.15 以降 |
DeviceInformation |
Remote Desktop 有効 |
10.14.4 以降 |
SecurityInfo |
User Approved MDM |
10.13.4 以降 |
SecurityInfo |
App Store にログイン済 |
該当なし |
iTunes アカウントのステータス |
インベントリフィールド情報を収集するために使用される MDM コマンドに加えて、次の MDM コマンドを使用して、インベントリ情報カテゴリを自動入力します:
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ProfileList コマンド—プロファイルカテゴリに自動入力します
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UserList コマンド—(自動デバイス登録を介して登録された macOS 10.13 以降を搭載したコンピュータ) ローカルユーザアカウントカテゴリに自動入力します
注: コンピュータがこれらの要件を満たしていない場合、ローカルユーザアカウントのカテゴリ情報は jamf バイナリによって自動入力されます。
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CertificateList コマンド—証明書カテゴリに自動入力します
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ContentCachingInformation コマンド—コンテンツのキャッシングカテゴリに自動入力します
関連情報
本ガイドの以下のセクションに関連情報が記載されています。
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ポリシーの管理
ポリシーを作成、編集する方法を確認します。 -
ポリシー Payload 参照
ポリシーインタフェースの Payload について学びます。
以下に挙げるナレッジベースの資料に関連情報が記載されています。
Collecting the IP Address and Reported IP Address in Jamf Pro (Jamf Pro で IP アドレスと報告された IP アドレスを収集する)
IP アドレスと報告された IP アドレスのコンピュータインベントリ項目が収集される方法と、報告された IP アドレスを手動で取得する方法を学習します。