App Store App

Jamf Pro を利用すると、App Store App、ならびに大量購入した App (カスタム App とユニバーサル購入として提供された App も含む) をユーザやモバイルデバイスへ配布できます。App 配布後は、app をアップデートしたり、モバイルデバイスから削除したりすることにも Jamf Pro を使用できます。

App Store App、あるいは大量購入した App を配布する際は、Jamf Pro へ App を追加し、配布方法やマネージド App にするかしないかなどの App の設定を構成します。(詳しくは、App の配布方法の確認、およびマネージド app の確認を参照のこと。)その後、app を受け取るユーザやモバイルデバイスを指定します (「適用範囲」)。

注: 個人所有の iOS デバイスへ配布したり、そこから削除したりするマネージド App Store App、ならびに大量購入された App を指定するには、デバイスの管理タスク実行に使用される個人のデバイスプロファイルの App (iOS のみ) ペイロードを使用する必要があります。詳しくは、個人所有デバイスのプロファイル を参照してください。

App Store App、ならびに大量購入された App はマネージド配布によりモバイルデバイスやユーザへ配布できます。詳しくは、モバイルデバイス向けマネージド配布ユーザベースのボリューム割り当て を参照してください。

マネージド配布の他にも、Jamf Pro は VPP 引き換えコードを使用した App Store App や大量購入された App の配布に対応しています。詳しくは、モバイルデバイス向け VPP Code Distribution を参照してください。

マネージド app の構成

管理されたアプリをモバイルデバイスへ配布する前に、Jamf Pro で環境設定および設定を構成できます。

また、Jamf Pro に属性値が保管されているマネージド app の設定入力に使用できる変数がいくつかあります。これによって、app 配布先となるユーザやモバイルデバイスの個別情報を含む環境設定を作成できます。

モバイルデバイスへ app がインストールされると、その変数が Jamf Pro の対応属性に置き換えられます。

変数

モバイルデバイス情報

$DEVICENAME

モバイルデバイス名

$SERIALNUMBER

シリアル番号

$UDID

UDID

$USERNAME

ユーザ名

$FULLNAME または $REALNAME

Full Name (氏名)

$EMAIL

E メールアドレス

$PHONE

電話番号

$ROOM

ルーム

$POSITION

ポジション

$MACADDRESS

MAC アドレス

$JSSID

Jamf Pro ID

$APPJSSID

App の Jamf Pro ID

$SITEID

Site ID

$SITENAME

Site 名

$BUILDINGNAME

建物名

$BUILDINGID

建物 ID

$DEPARTMENTID

部署 ID

$DEPARTMENTNAME

部署名

$JPS_URL

Jamf Pro URL

注: $EXTENSIONATTRIBUTE_<#> モバイルデバイスの拡張属性を作成する度に、変数が生成されます。詳しくは、モバイルデバイスの拡張属性入力タイプを参照してください。

要件

App Store App、大量購入された App またはアップデートをインストールするには、Apple ID 入力を促す画面が表示される場合があります。

マネージド配布を通じて App をモバイルデバイスへ直接配布するには、iOS 9 以降のモバイルデバイスが必要です。

VPP コードを App Store App または大量購入された App と関連付けるためには、当該 App の VPP コードを含む Excel スプレッドシート (.xls) が必要です。

マネージド app 構成は、iOS 7 以降のモバイルデバイスのみに適用されます。

App 別 VPN 接続は、iOS 7 以降のモバイルデバイスのみに適用されます。

App Store App または大量購入された App の配布

  1. Jamf Pro にログインします。

  2. ページトップの Devices (デバイス) をクリックします。

  3. Mobile Device Apps (モバイルデバイス Apps) をクリックします。

  4. New (新規) images/download/thumbnails/81542777/Icon_New_Button.png をクリックします。

  5. App Store app or apps purchased in volume (App Store App または大量購入された App) を選択し、Next (次へ) をクリックします。

  6. 以下のいずれかを実行します。

    • App Store または大量購入した App を参照して App を追加するには、App の名称を入力し、App Store の国を選択して、Next (次へ) をクリックします。追加したい app の Add (追加) をクリックします。

    • VPP コードのスプレッドシートをアップロードして app を追加する場合、Choose File (ファイルを選択) をクリックし、app の VPP コードが記載された Excel スプレッドシート (.xls) をアップロードします。

    • 手動の情報入力によって app を追加する場合、Enter Manually (手動入力) をクリックします。

  7. 一般領域を使用し、配布方法やマネージド app にするかしないかといった app 設定を構成します。また、app の自動アップデートを有効にすることもできます。詳しくは、 Enabling Automatic App Updates (自動アプリアップデートを有効にする) を参照してください。

    : iOS 10.3 以降、モバイルデバイスの app ダウンロードには、テザリング (Tethered) ネットワーク接続 を要求できます。テザリングネットワーク接続には、Wi-Fi をオフにした状態で Ethernet 経由でインターネット接続した macOS 10.12.4 以降のコンピュータが必要です。テザリングキャッシュサービスはコンピュータのスリープ状態を阻止するため、ポータブルコンピュータは必ず電源に接続してください。Require tethered network connection for app installation (app インストレーションにテザリングネットワーク接続を要求) のチェックボックスを選択します。このチェックボックスは、Distribution Method (配布方法) のポップアップメニューで「Install Automatically/Prompt Users to Install (自動インストール/ユーザプロンプトによるインストール)」が選択されている場合のみ、表示されます。App アップデートにテザリング接続は必要ありません。この設定は app の初回インストレーションのみに適用されます。

  8. Scope (適用範囲) タブをクリックし、App の適用範囲を設定します。
    詳しくは、Scope を参照してください。

  9. (オプション) Self Service (セルフサービス) タブをクリックし、Self Service における app の表示方法を設定します。Description (説明) フィールドの Markdown (マークダウン) を使用すれば、Self Service の app について説明する表示テキストをカスタマイズできます。
    詳しくは、ナレッジベース資料の Using Markdown to Format Text (マークダウンを使用したテキストフォーマット) を参照してください。

    注: Self Service タブが表示されるのは、Distribution Method (配布方法) のポップアップメニューで 「Self Service で使用可能にする」 が選択されている場合に限られます。

  10. (オプション) マネージド配布にで App をモバイルデバイスへ直接配布するには、以下を実行します。

    1. Managed Distribution (マネージド配布) タブをクリックしてから、Device Assignments (デバイス割り当て) タブをクリックします。

    2. Assign Content Purchased in Volume (大量購入したコンテンツを割り当てる) チェックボックスを選択します。

    3. モバイルデバイスへ配布する App を購入した場所を選択します。

  11. (オプション) VPP コードを app と関連付けたいが、VPP コードのスプレッドシートをアップロードしていないという場合は、以下を実行します。

    1. Managed Distribution (マネージド配布) タブをクリックしてから、VPP Codes (VPP コード) タブをクリックします。

    2. 当該の app 用 VPP コードを含む Excel スプレッドシート (.xls) をアップロードします。

  12. (オプション) App Configuration (app 構成) タブをクリックし、必要に応じて環境設定を構成します。

    注: App Configuration (app 構成) タブは、Make App Managed when possible (可能な場合は app をマネージドにする) のチェックボックスが選択されている場合に限り、表示されます。

    ユーザ設定を生成するヘルプについては、AppConfig Generator リンクをクリックしてください。AppConfig Generator によって、Preferences (環境設定) フィールドに入力する PLIST ファイルを生成できます。AppConfig についての詳細は、以下の AppConfig Community ウェブサイトを参照してください。
    https://www.appconfig.org

  13. Save (保存) images/download/thumbnails/81531754/floppy-disk.png をクリックします。

Scope (適用範囲) に含まれるモバイルデバイスが次回 Jamf Pro と通信する際に app が配布されます。Scope (適用範囲) の対象ユーザが追加された場合、次回 Jamf Pro と通信する際に、それらのユーザが割り当てられたデバイスに app が配布されます。

App Store App または大量購入された App のアップデート

Jamf Pro を利用すると、以下の方法で個々の App Store App や大量購入した App のアップデートができます。

  • 自動アプリアップデートのスケジュール—これは Jamf Pro とモバイルデバイスで app の説明、アイコンおよびバージョンを自動的にアップデートします。これは指定された時刻に毎日 1 回更新されます。

  • App アップデートの自動強制—App Store App と大量購入した App のモバイルデバイスでのアップデートを自動強制できます。このアップデートは、デバイスの Jamf Pro チェックイン時に自動的に実行されます。

  • 手作業による App の強制アップデート— Jamf Pro に使用可能なアップデートがあれば、モバイルデバイスで速やかに App の強制アップデートを実行できます。これはマネージド app のみに適用されるアップデート方法です。詳しくは、マネージド App の確認 を参照してください。

  • App アップデートの配布 – Jamf Pro で app のバージョン番号と URL を手動でアップデートし、App Store app アップデートを配布します。モバイルデバイスが次回 Jamf Pro と通信する際にアップデートが配布されます。

注: Jamf Pro を利用すると、あらゆる App Store App と大量購入した App の自動アップデート、またはそれらの即時的な強制アップデートが可能です。詳しくは、App Store App アップデート設定 を参照してください。

App 自動アップデートのスケジュール設定

  1. Jamf Pro にログインします。

  2. ページトップの Devices (デバイス) をクリックします。

  3. Mobile Device Apps (モバイルデバイス Apps) をクリックします。

  4. 自動アップデートを有効にしたい app をクリックします。

  5. Edit (編集) images/download/thumbnails/81532686/edit.png をクリックします。

  6. Schedule Jamf Pro to automatically check the App Store for app updates (App Store App アップデートを自動的に確認するように Jamf Pro をスケジュールする) を選択します。

  7. App Store Country or Region (App Store の国または地域) ポップアップメニューから、App を App Store と同期する時に使用する国と地域を選択します。

  8. App Store Sync Time (App Store 同期時間) ポップアップメニューを使用して、App を App Store と同期する時間を設定します。

  9. Save (保存) images/download/thumbnails/81531754/floppy-disk.png をクリックします。

App を App Store と同期するように構成した時間に基づいて、App は Jamf Pro と Scope 内のモバイルデバイスでアップデートされます。

App アップデートの自動強制

  1. Jamf Pro にログインします。

  2. ページトップの Devices (デバイス) をクリックします。

  3. Mobile Device Apps (モバイルデバイス Apps) をクリックします。

  4. アップデートしたい app をクリックします。

  5. Edit (編集) images/download/thumbnails/81532686/edit.png をクリックします。

  6. Automatically Force App Updates (App の強制アップデート) を選択してください。

  7. Save (保存) images/download/thumbnails/81531754/floppy-disk.png をクリックします。

Scope (適用範囲) に含まれるモバイルデバイスの Jamf Pro チェックイン時に App アップデートが自動的に実行されます。

App アップデートの手動強制

  1. Jamf Pro にログインします。

  2. ページトップの Devices (デバイス) をクリックします。

  3. Mobile Device Apps (モバイルデバイス Apps) をクリックします。

  4. アップデートしたい app をクリックします。

  5. Edit (編集) images/download/thumbnails/81532686/edit.png をクリックします。

  6. Force Update (強制アップデート) をクリックします。

  7. Save (保存) images/download/thumbnails/81531754/floppy-disk.png をクリックします。

Jamf Pro にアップデートがあれば、app は Scope (適用範囲) 内のモバイルデバイス上で直ちにアップデートされます。

App Store App または大量購入された App のアップデート

  1. Jamf Pro にログインします。

  2. ページトップの Devices (デバイス) をクリックします。

  3. Mobile Device Apps (モバイルデバイス Apps) をクリックします。

  4. アップデートしたい app をクリックします。

  5. Edit (編集) images/download/thumbnails/81532686/edit.png をクリックします。

  6. 新しいバージョン番号と URL を入力します。
    重要: バンドル識別子は変更しないでください。Jamf Pro は既存のバンドル識別子を使用してアップデートを配布します。

  7. Save (保存) images/download/thumbnails/81531754/floppy-disk.png をクリックします。

Scope (適用範囲) に含まれるモバイルデバイスが次回 Jamf Pro と通信する際にアップデートが配布されます。

App Store App または大量購入された App をモバイルデバイスから削除

App Store App または大量購入された App を 1 台以上のデバイスから削除するには、Scope (適用範囲) からユーザまたはモバイルデバイスを削除します。

  1. Jamf Pro にログインします。

  2. ページトップの Devices (デバイス) をクリックします。

  3. Mobile Device Apps (モバイルデバイス Apps) をクリックします。

  4. 削除したい app をクリックします。

  5. Scope (適用範囲) タブをクリックし、必要に応じて適用範囲からユーザまたはモバイルデバイスを削除します。
    詳しくは、Scope を参照してください。

  6. Save (保存) images/download/thumbnails/81531754/floppy-disk.png をクリックします。

Scope (適用範囲) に含まれるモバイルデバイスが次回 Jamf Pro と通信する際に app が削除されます。

留意点

デフォルトでは、App を Jamf Pro に追加すると有効になります。App の詳細を編集したり、ライセンスの割り当てができるようになります。また配布方法の選択に基づき app をデバイスにインストールしたり、Self Service で表示することもできます。Enable (有効にする) チェックボックスを解除すると、App を無効にできます。これにより、app のインストレーションは停止、Self Service での表示はなくなります。無効にすると、app の詳細を編集することはできません。

App Store App が、App Store から削除されたマネージド配布項目の場合、Jamf Pro で自動的に無効になります。ライセンスの割り当てはできなくなり、インストレーションコマンドも送信されません。App の Self Service での表示はなくなります。自動的に無効になったマネージド配布項目は、既にこの項目がインストールされているモバイルデバイスから削除されません。

関連情報

本ガイドの以下のセクションに関連情報が記載されています。

関連情報は、以下のJamf Pro のベストプラクティス・ワークフローを参照してください。

iOS app と tvOS app の配布コントロール
Jamf Pro で iOS app と tvOS app を制限する方法を確認します。

以下に挙げるナレッジベースの資料に関連情報が記載されています。

Managing an App that is Currently Installed as an Unmanaged App (現在マネージド外 (管理対象外) app としてインストールされている app の管理)
モバイルデバイスへ app をインストールした後、マネージド外からマネージドへ変更する方法を学びます。

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