コンピュータの名前の変更
管理者は、Jamf Pro でマネージドコンピュータのインベントリ名を編集できます。Jamf Pro のインベントリ名と一致するようにリモートコンピュータの名前を変更するには、ポリシーを使用できます 。 リモートコンピュータ名を変更する場合、ポリシーを使用してスクリプトを実行することにより、コンピュータのホスト名とローカルホスト名を一致させることがベストプラクティスです。これにより、ネットワーク内の他のコンピュータが DNS 内のコンピュータを検出して接続できるようになります。
この方法は以下のステップで実行します。
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Jamf Pro でコンピュータ名を編集する
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ポリシーを使用してコンピュータ名を変更する
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ポリシーを使用してホスト名とローカルホスト名を更新する
Jamf Pro でコンピュータ名を編集する
Jamf Pro でコンピュータの名前を変更するには、インベントリでコンピュータ名を編集する必要があります。
注: Jamf Pro でコンピュータ名を編集する前に、現在のコンピュータ名が Jamf Pro のインベントリ名と一致していることを確認してください。コンピュータ名は、Apple menu (Apple メニュー) > System Preferences (システム環境設定) > Sharing (共有) > Computer Name (コンピュータ名) と移動したところにあります。
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Jamf Pro にログインします。
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ページトップの Computers (コンピュータ) をクリックします。
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Search Inventory (インベントリ検索) をクリックします。
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Search (検索) フィールドに、変更するコンピュータ名を入力します。詳しくは、コンピュータの簡易検索 を参照してください。
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コンピュータ名をクリックして、Edit (編集) をクリックします。
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Computer Name (コンピュータ名) フィールドに新しいコンピュータ名を入力します。
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Save (保存) をクリックします。
ポリシーを使用してコンピュータ名を変更する
要件
ポリシーを使用してコンピュータ名を変更するには、ポリシーを作成または更新する権限を持つ Jamf Pro ユーザアカウントが必要です。詳しくは、Jamf Pro のユーザアカウントおよびグループ を参照してください。
手順
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Jamf Pro にログインします。
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ページトップの Computers (コンピュータ) をクリックします。
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Policies (ポリシー) をクリックします。
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New (新規) をクリックします。
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ポリシーの基本設定 (トリガーや実行頻度など) は、一般 Payload で構成します。
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メンテナンス Payload を使用して、Reset Computer Names (コンピュータ名をリセット) チェックボックスを含むポリシーの基本設定を選択します。
注: この設定を有効にすると、コンピュータの名前がインベントリレコードで指定されている名前にリセットされます。このポリシーを実行する前にポリシーがインベントリを送信すると、名前はコンピュータが現在設定されているものに戻ります。
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Scope (適用範囲) タブをクリックし、ポリシーの適用範囲を設定します。
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Save (保存) をクリックします。
コンピュータ上のポリシーは、次回 Jamf Pro へチェックインする際に一般 Payload の Criteria (クライテリア) を満たす Scope (適用範囲) 内で実行されます。
注: ポリシーログを確認することにより、コンピュータ名が変更されたことを確認できます。ポリシーログの確認方法の詳細は、ポリシーの管理 を参照してください。
ポリシーを使用したホスト名とローカルホスト名の更新
ホスト名、コンピュータ名、ローカルホスト名を更新するには、新しいコンピュータ名を含むスクリプトを作成する必要があります。その後、ポリシーを使用してスクリプトを実行できます。このスクリプトで使用されるコマンドは、DNS サービスがネットワーク上で構成されている場合、コンピュータを動的に更新できます。
ホスト名とローカルホスト名を更新するときは、次のガイドラインに従ってください:
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スペースの代わりにハイフンを使用します。
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使用できる唯一の特殊文字はハイフンです。
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大文字と小文字は区別されません。
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英数字以外の文字は無視されます。
スクリプトで使用するコマンドに次のオプションを追加することもできます:
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-target <target volume>—コンピュータが指定されたターゲットボリュームで起動されたときに名前を設定します
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-name <name>—コンピュータの新しい名前
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-useMACAddress—名前をプライマリ MAC アドレスに変更します
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-useSerialNumber—名前をシリアル番号に変更します
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-suffix <suffix>—このサフィックスを MAC アドレスまたはシリアル番号に追加します。例: sudo jamf setComputerName -useMACAddress -suffix '-example'
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-prefix <prefix>—このプレフィックスを MAC アドレスまたはシリアル番号に追加します。例: sudo jamf setComputerName -useMACAddress -prefix '-example'
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-fromFile <file path>—コンピュータの MAC アドレスまたはシリアル番号とそれに続く新しい名前を含む CSV ファイルへのパス。例: sudo jamf setComputerName -fromFile '/file/path' -useSerialNumber
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Jamf Pro にログインします。
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ページ上部隅の Settings (設定) をクリックします。
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Computer Management (コンピュータ管理) をクリックします。
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Scripts (スクリプト) をクリックします。
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New (新規) をクリックします。
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一般領域を使用し、表示名やカテゴリといったスクリプトの基本設定を構成します。
注: カテゴリに追加されないスクリプトは、Jamf Admin の不明カテゴリ内に青色テキストで表示されます。
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Script (スクリプト) タブをクリックして、スクリプトエディタに次のように入力し、環境に合わせて修正します:
sudo jamf setComputerName -
Save (保存) をクリックします。
これで、スクリプトをスクリプト Payload に追加してポリシーを作成することにより、スクリプトを実行できます。ポリシーを使用したスクリプト実行の詳細は、スクリプトを実行する を参照してください。