Mac App Store app

Jamf Pro により、コンピュータとユーザに Mac App Store アプリを配布できるようになります。Jamf Pro を使用すると、Jamf Pro がインストールした Mac App Store App のアップデートもできます。

Jamf Pro サーバでは、Self Service で app を使用可能にする方法、または app の自動インストール/app インストールのユーザプロンプトによる方法で Mac App Store の app を配布します。Mac App Store の app を配布する際は、Jamf Pro へ app を追加し、配布方法などの設定を構成します。その後、app を受け取るユーザやコンピュータを指定します (「(適用範囲)」)。

注: app の適用範囲から対象を削除すると、app のライセンスが取り消されます (該当する場合) が、app はコンピュータから削除されません。app を完全に削除するには、対象コンピュータで app を手動でゴミ箱にドラッグする必要があります。

大量購入された Mac App Store App はマネージド配布によりコンピュータやユーザへ配布できます。詳しくは、コンピュータ向けマネージド配布ユーザベースのボリューム割り当て を参照してください。

マネージド配布のほかにも、Jamf Pro は VPP 引き換えコードによるコンピュータへの Mac App Store App 配布に対応しています。詳しくは、コンピュータ向け VPP コード配布 を参照してください。

ユーザベースの割り当てまたは VPP コードによって配布された Mac App Store App は、Jamf Pro により管理されません。ユーザは各自のコンピュータで Mac App Store を利用した app のアップデート、またはアンインストールを実行します。

要件

Mac App Store app を MDM 経由で Self Service からインストールする、または自動インストールするには以下が必要です。

  • Jamf Pro のプッシュ証明書 (詳しくはプッシュ証明書を参照してください。)

  • Jamf Pro で構成される有効な証明書に基づく認証有効なプッシュ通知設定 (詳しくはセキュリティ設定を参照してください。)

  • ディレクトリサービスまたは MDM 有効のローカルユーザアカウントにバインディングされたコンピュータ (詳しくは、ディレクトリサービスへのバインディング および「Enabling MDM for Local User Accounts (ローカルユーザアカウントの MDM を有効にする)」のナレッジベース資料を参照のこと。)

    注: macOS 10.10 以降および Jamf Pro v9.64 以降のコンピュータでは、Mac App Store App が自動もしくは Self Service 経由で初めてインストールされたとき、またはユーザレベル構成プロファイルが Self Service 経由で初めてインストールされたとき、ローカルユーザアカウントが自動的に MDM -有効となります。PreStage Enrollment (事前登録) により作成される最初のローカルユーザーアカウントは、MDM 有効として作られます。

    macOS 10.9 以前および Jamf Pro v9.4~v9.64 のコンピュータでは、Mac App Store App が自動もしくは Self Service 経由で初めてインストールされたとき、またはユーザレベル構成プロファイルが Self Service 経由で初めてインストールされたとき、Local Administrator credentials required (ローカル管理者の認証情報が必要です) というプロンプトメッセージが表示されます。プロンプトが表示されたら、OK または Cancel (キャンセル) をクリックします。

  • マネージド配布によってコンピュータまたはユーザに割り当てられた App

    • デバイスベースの割り当てには以下が必要です。

      • macOS 10.11 以降のコンピュータ

    • ユーザベースの割り当てには以下が必要です。

      • macOS 10.9 以降のコンピュータ

        注: macOS v10.9 以降ではないコンピュータで 「自動インストール/ユーザプロンプトによるインストール」の配布方法が選択されていない場合、Self Service から app をインストールします。

      • Volume Purchasing で登録したユーザ、およびボリューム割り当てを使用してそれらに割り当てられた App
        (詳しくは、Volume Purchasing ユーザ登録ユーザベースのボリューム割り当て を参照してください。)

      • ユーザは Volume Purchasing 登録に使用した Apple ID で Mac App Store へログインしなければなりません。

        注: Mac App Store app の Scope (適用範囲) に含まれるコンピュータに Jamf Pro のユーザ割り当てがされていない場合、app は Self Service からインストールできます。

Mac App Store (Self Service のリンク) から app をインストールするには以下が必要です。

  • macOS 10.7 以降のコンピュータ

  • ディレクトリサービスまたは MDM 有効のローカルユーザアカウントにバインディングされたコンピュータ (詳しくは、ディレクトリサービスへのバインディング および「Enabling MDM for Local User Accounts (ローカルユーザアカウントの MDM を有効にする)」のナレッジベース資料を参照のこと。)

  • Apple ID の入力を求めるユーザプロンプトが表示される場合があります。

Mac App Store app の配布

  1. Jamf Pro にログインします。

  2. ページトップの Computers (コンピュータ) をクリックします。

  3. Mac App Store Apps をクリックします。

  4. New (新規) images/download/thumbnails/81542972/Icon_New_Button.png をクリックします。

  5. 以下のいずれかを実行します。

    • App Store を検索して app を追加する場合、app 名を入力し、 App Store の国を選択して Next (次へ) をクリックします。追加したい app の Add (追加) をクリックします。

    • VPP コードのスプレッドシートをアップロードして app を追加する場合、Choose File (ファイルを選択) をクリックし、app の VPP コードが記載された Excel スプレッドシート (.xls) をアップロードします。

    • 手動の情報入力によって app を追加する場合、Enter Manually (手動入力) をクリックします。

  6. 一般領域を使用し、app 設定 (配布方法など) を構成します。マネージド配布を使用して配布された App に対しては、自動 App アップデートを有効にすることもできます。

  7. Scope (適用範囲) タブをクリックし、App の適用範囲を設定します。
    詳しくは、Scope を参照してください。

  8. (オプション) Self Service (セルフサービス) タブをクリックし、Self Service における app の表示方法を設定します。Description (説明) フィールドの Markdown (マークダウン) を使用すれば、Self Service の app について説明する表示テキストをカスタマイズできます。
    詳しくは、ナレッジベース資料の Using Markdown to Format Text (マークダウンを使用したテキストフォーマット) を参照してください。

    注: Self Service タブが表示されるのは、Distribution Method (配布方法) のポップアップメニューで 「Self Service で使用可能にする」 が選択されている場合に限られます。

  9. (オプション) マネージド配布で App をコンピュータへ直接配布するには、以下を実行します。

    1. Managed Distribution (マネージド配布) タブをクリックしてから、Device Assignments (デバイス割り当て) タブをクリックします。

    2. Assign Volume Content (Volume Purchasing コンテンツの割り当て) チェックボックスを選択します。

    3. コンピュータへ配布する App を購入した 位置を選択します。

  10. (オプション) VPP コードを app と関連付けたいが、VPP コードのスプレッドシートをアップロードしていないという場合は、以下を実行します。

    1. Managed Distribution (マネージド配布) タブをクリックしてから、VPP Codes (VPP コード) タブをクリックします。

    2. 当該の app 用 VPP コードを含む Excel スプレッドシート (.xls) をアップロードします。

  11. Save (保存) images/download/thumbnails/81531754/floppy-disk.png をクリックします。

Scope (適用範囲) の対象ユーザが追加された場合、次回 Jamf Pro へチェックインする際に、それらのユーザが割り当てられたコンピュータに app が配布されます。

Mac App Store app のアップデート

Jamf Pro では、以下の方法で個々の Mac App Store app のアップデートができます。

  • Mac App Store App 自動アップデートのスケジュール—これは Jamf Pro とコンピュータで自動的に アップデート app の説明、アイコンおよびバージョンをします。これは指定された時刻に毎日 1 回更新されます。

  • Mac App Store Appをアップデートするように自動的に強制します—コンピュータで Mac App Store Appをアップデートするように自動的に強制することができます。このアップデートは、コンピュータの Jamf Pro チェックイン時に自動的に実行されます。

  • Mac App Store App をアップデートするように手動で強制します—Jamf Pro で利用できるアップデートがある場合、コンピュータ上で app が直ちにアップデートするように手動で強制することができます。これはコンピュータに対してマネージド配布を利用して配布された App のみに適用されます。

  • Mac App Store app 用アップデートの配布 – Jamf Pro で app のバージョン番号と URL を手動でアップデートし、Mac App Store app アップデートを配布します。コンピュータが次回 Jamf Pro と通信する際にアップデートが配布されます。

注: Jamf Pro では、あらゆる Mac App Store app の自動アップデート、またはそれらの即時的な強制アップデートが可能です。詳しくは、Mac App Store App アップデート を参照してください。

App 自動アップデートのスケジュール設定

  1. Jamf Pro にログインします。

  2. ページトップの Computers (コンピュータ) をクリックします。

  3. Mac App Store Apps をクリックします。

  4. 自動アップデートを有効にしたい app をクリックします。

  5. Edit (編集) images/download/thumbnails/81532686/edit.png をクリックします。

  6. Schedule Jamf Pro to automatically check the App Store for app updates (App Store App アップデートを自動的に確認するように Jamf Pro をスケジュールする) を選択します。

  7. App Store Country or Region (App Store の国または地域) ポップアップメニューから、App を App Store と同期する時に使用する国と地域を選択します。

  8. App Store Sync Time (App Store 同期時間) ポップアップメニューを使用して、App を App Store と同期する時間を設定します。

  9. Save (保存) images/download/thumbnails/81531754/floppy-disk.png をクリックします。

App を Mac App Store と同期するように構成した時間に基づいて、App は Jamf Pro とScope 内のコンピュータでアップデートされます。

App アップデートの自動強制

  1. Jamf Pro にログインします。

  2. ページトップの Computers (コンピュータ) をクリックします。

  3. Mac App Store Apps をクリックします。

  4. アップデートしたい app をクリックします。

  5. Edit (編集) images/download/thumbnails/81532686/edit.png をクリックします。

  6. Force Update (強制アップデート) をクリックします。

  7. Save (保存) images/download/thumbnails/81531754/floppy-disk.png をクリックします。

Jamf Proでコンピュータがチェックインするたびに、その適用範囲内のコンピュータ上で app が直ちにアップデートされます。

App アップデートの手動強制

  1. Jamf Pro にログインします。

  2. ページトップの Computers (コンピュータ) をクリックします。

  3. Mac App Store Apps をクリックします。

  4. アップデートしたい app をクリックします。

  5. Edit (編集) images/download/thumbnails/81532686/edit.png をクリックします。

  6. Force Update (強制アップデート) をクリックします。

  7. Save (保存) images/download/thumbnails/81531754/floppy-disk.png をクリックします。

Jamf Pro にアップデートがあれば、app は Scope (適用範囲) 内のコンピュータ上で直ちにアップデートされます。

app アップデートの配布

  1. Jamf Pro にログインします。

  2. ページトップの Computers (コンピュータ) をクリックします。

  3. Mac App Store Apps をクリックします。

  4. アップデートしたい app をクリックします。

  5. Edit (編集) images/download/thumbnails/81532686/edit.png をクリックします。

  6. 新しいバージョン番号と URL を入力します。
    重要: バンドル識別子は変更しないでください。Jamf Pro は既存のバンドル識別子を使用してアップデートを配布します。

  7. Save (保存) images/download/thumbnails/81531754/floppy-disk.png をクリックします。

Scope (適用範囲) に含まれるコンピュータが 次回 Jamf Pro と通信する際にアップデートが配布されます。

留意点

デフォルトでは、App を Jamf Pro に追加すると有効になります。App の詳細を編集したり、ライセンスの割り当てができるようになります。また配布方法の選択に基づき app をコンピュータにインストールしたり、Self Service で表示することもできます。Enable (有効にする) チェックボックスを解除すると、App を無効にできます。これにより、app のインストレーションは停止、Self Service での表示はなくなります。無効にすると、app の詳細を編集することはできません。

Mac App Store から削除されたマネージド配布項目の場合、Mac App Store App は Jamf Pro で自動的に無効になります。ライセンスの割り当てはできなくなり、インストレーションコマンドも送信されません。App の Self Service での表示はなくなります。自動的に無効になったマネージド配布項目は、既にこの項目がインストールされているコンピュータからは削除されません。

関連情報

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