Jamf Pro と Microsoft Endpoint
Manager の接続を構成することができます。この接続により、Jamf Pro は Azure AD に登録されている各モバイルデバイスのコンプライアンスステータスを Azure AD
に送信できるようになります。
この統合により、複数の Jamf Pro インスタンスを単一の Azure AD
テナントに接続できます。
注: この統合は、個人所有のデバイスでは利用できません。
要件
Microsoft Endpoint
Manager と Jamf Pro
との統合を構成するには、以下のものが必要です。
Jamf Cloud でホストされる
Jamf Pro 10.29.0
以降
Microsoft Intune 統合権限のある Jamf Pro ユーザアカウント
Microsoft Enterprise Mobility +
Security (具体的には Microsoft AAD Premium および Microsoft Intune)
コンプライアンスを監視するデバイスには、次のものが必要です。
-
Jamf Pro で、2 つのスマートデバイスグループを作成します:
- Jamf Pro で、ページの右上隅の Settings (設定) をクリックします。
- Global Management (一括管理) セクションの Device Compliance (デバイスコンプライアンス) をクリックします。
- Edit (編集) をクリックします。
-
スイッチを使用し、統合を有効にする。
-
Microsoft から現在の提供国別クラウドの位置を選択します。
-
Jamf Pro でデバイスコンプライアンスを監視するために使用するスマートデバイスグループを選択します。
-
iOS 用 Jamf Self Service で Microsoft
登録オブジェクトを使用できるようにするスマートデバイスグループを選択してください。
注: ユーザが Microsoft に登録できるようにするために、Jamf Self
Service および Microsoft Authenticator
の双方をデバイスにインストールする必要があります。
-
Microsoft Azure に認識されないデバイスの以下のランディングページオプションの 1
つを選択します。
-
Connect (接続) をクリックします。
Microsoft
のアプリケーション登録ページにリダイレクトされます。
-
Azure AD の資格情報を入力し、画面の指示に従って、Microsoft
から要求された権限を付与します。
デバイスコンプライアンス App の
Cloud Connector とデバイスコンプライアンスのユーザ登録 App のアクセス許可が付与されると、Configure Compliance
Partner (コンプライアンスパートナーの構成) ページにリダイレクトされます。
-
Open Microsoft Endpoint Manager (Microsoft Endpoint Manager を開く) をクリックします。
Microsoft Azure で
パートナーコンプライアンス管理ブレードに新しいタブが開きます。
-
Add compliance partner (コンプライアンスパートナーを追加) をクリックします。
-
Compliance partner (コンプライアンスパートナー) ポップアップメニューから を選択します。
-
Platform (プラットフォーム) ポップアップメニューから
を選択して、Next (次へ) をクリックします。
-
Assign to (割り当て先) ポップアップメニューから
を選択します。
重要: Assign to (割り当て先)
ポップアップメニューから
を選択しないでください。このオプションを選択すると統合が機能しなくなります。
-
Select groups to include (含めるグループを選択) をクリックし、使用する Azure AD グループを選択します。
-
Select (選択) をクリックしてから Next (次へ) をクリックします。
-
構成を確認してから Create (作成) をクリックします。
-
前のタブに戻って Confirm (確認) をクリックします。
画面がリダイレクトされて Jamf Pro に戻ります。Jamf Pro
が構成を完了してテストします。接続の成功または失敗は、デバイスコンプライアンスページに表示されます。
- (オプション)
追加の Jamf Pro インスタンスを同じ Azure AD
テナントに接続するには、各インスタンスのデバイスコンプライアンスの設定を行い、要求された権限をデバイスコンプライアンスの Cloud Connector
とデバイスコンプライアンスのユーザ登録 App に付与します。Jamf を再びコンプライアンスパートナーとして追加する必要はありません。
接続が正常に確立すると、Jamf Pro は Azure AD に登録済み (Azure
AD への登録はエンドユーザのワークフローです) のモバイルデバイスごとに準拠ステータスを Microsoft へ送信します。Azure AD
でデバイスの準拠ステータスを表示できます。