変更内容
本リリースの変更と留意点
アップグレード前に以下の情報を確認し、ご使用の環境へ影響を与える可能性のある変更にご対応ください。
システム要件の変更
現行の要件の完全なリストについては、Jamf Pro システム要件 を参照してください。
コンピュータとモバイルデバイスの管理
コンピュータとモバイルデバイス管理向けの Apple オペレーティングシステム (OS) の各リリースと Jamf Pro との互換性は、全般的に N-3 サポートポリシーに基づいています。これは、Jamf Pro が現在の主要バージョン (「N」) および以前の 3 つの主要バージョン (「-3」) を、「Recommended (推奨)」または「Minimum Supported (最低限度)」の互換性レベルの範囲内でサポートすることを意味します。新しい Apple OS バージョンが利用可能となり「Recommended (推奨)」に追加されると、最も古いリリースが「Minimum Supported (最低限度)」から「Untested (未テスト)」のレベルへ移動します。
次の OS を「Recommended (推奨される)」互換性に追加しました。
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iOS 14.x
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iPadOS 14.x
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tvOS 14.x
次の OS が「Minimum Supported (最低限度)」から「Untested (未テスト)」の互換性へ移動しました。
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macOS 10.12.x
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iOS 10.x
以下のものが「Untested (テストされていません)」から「Support Removed (サポートが削除されました)」互換性へ移動しました。
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macOS 10.9.x
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iOS 7.x
変更履歴
アップグレードするバージョンによっては、前回のアップグレード以降に Jamf Pro に加えられた変更が、現在の使用環境の設定やワークフローに影響する可能性があります。
下表は Jamf Pro の主だった変更・追加の履歴一覧と、それらが導入されたバージョンを示しています。
以降の |
変更または |
説明 |
10.23.0 |
Ubuntu サーバ 20.04 LTS 向けのサポートを追加 |
Ubuntu サーバ 20.04 LTS は「推奨される」互換性レベルへと追加されました。Ubuntu サーバ 18.04 LTS は「最低限度」の互換性レベルへと移動されました。 |
10.22.0 |
アップグレード時の起動時間延長 |
データベーススキーマが変更され、どのテーブルにグループが格納されるかが更新されます。この 1 回限りの変更により、スマートおよびスタティックグループの量、ならびにご使用の環境で利用されているハードウェアに応じて、起動時間が長くなることがあります。データベースの問題でバックアップからの復元が必要とされないように、Tomcat を停止したりダウングレードしたりしないことが重要です。このプロセスの問題やご質問に関しては、Jamf サポートまでお問い合わせください。 |
10.21.0 |
構成可能なセッションタイムアウトの値 |
ユーザセッション管理が、クラスタ化されたセッションに対応するためにアップデートされました。結果として、Jamf Pro セッションは、web.xml のセッションタイムアウトの値を値を尊重せず、デフォルトで 1800 秒 (30 分) 後にタイムアウトします。セッションタイムアウトの値は、session.properties の構成ファイルで「秒の値の数」として構成可能になりました。例えば session.maxInactiveIntervalInSeconds=1800 です。 |
10.19.0 |
アップグレード時の起動時間延長 |
Jamf Pro 10.19.0 以降にアップグレードするときに、extension_attribute_values および mobile_device_extension_attribute_values テーブルに新しい id 列を追加するために、データベーススキーマが変更されます。内部テストでは、この 1 回限りの変更は、お使いの環境で使用されているハードウェアに応じて、これら 2 つの統合されたテーブルの 1500 万行ごとに約 20 分余分かかることが示唆されています。データベースの問題でバックアップからの復元が必要とされないように、Tomcat を停止したりダウングレードしたりしないことが重要です。このプロセスの問題やご質問に関しては、Jamf サポートまでお問い合わせください。 |