Jamf Infrastructure Manager インスタンスのインストール

Jamf インフラストラクチャマネージャインスタンスは、Linux および Windows にインストールできます。Infrastructure Manager インスタンスはインストール時に Jamf Pro へ登録されます。所属するオーガニゼーションの要件に応じて、いくつでもインスタンスをインストールできます。

重要事項: Jamf インフラストラクチャマネージャ 2.3.0 では、LDAP プロキシサーバとしてインフラストラクチャマネージャインスタンスが追加された環境で Jamf Pro 10.27.0 以降が必要です。

インフラストラクチャマネージャインスタンスをインストールした後、Jamf Pro を使って、各インスタンス上にインストールされたサービスを確認できます。

要件

Jamf インフラストラクチャマネージャインストーラでは、下記が搭載されたコンピュータが必要です。

  • 次のいずれかのオペレーティングシステム:

    • Ubuntu サーバ 18.04 LTS

    • Red Hat Enterprise Linux 7.x

    • Windows サーバ 2019 (64 ビット)

    • Windows Server 2016 (64 ビット)

    • Windows Server 2012 (64 ビット)

      注: Windows サーバのオペレーティングシステムでは、.NET Framework 4.0 以降が必要です。

  • インテルプロセッサ (64-bit 対応)

  • 2GB 以上の RAM

  • 300 MB 以上の空き容量があるディスク

  • Java 11 (64 ビット)
    (詳細については、ナレッジベース資料の「Java 11 への移行」と「Jamf Pro 10.14.0 以降用に Java と MySQL をインストールする」を参照してください。)

  • Windows x64 用 64 ビット Java SE Runtime Environment (JRE) 11

Jamf Pro では、内蔵 CA または信頼できるサードパーティ製 CA の構成が必要です。

さらに、 「インフラストラクチャマネージャインスタンス」Jamf Pro サーバオブジェクトの「作成」、「読み取り」、「更新」、「削除」を行う機能がある Jamf Pro ユーザアカウントが必要です。 Jamf Pro ユーザアカウントの作成については、Jamf Pro 管理者ガイドの「Jamf Pro ユーザアカウントとグループ」を参照してください。

Jamf Infrastructure Manager インスタンスのインストール

Ubuntu

  1. Jamf Account にログインし、次のページに移動します:
    https://account.jamf.com/products/other/infrastructure-manager

  2. Infrastructure Manager Installer Bundle for Ubuntu (jamf-im_version.deb) を、インストールするコンピュータにダウンロードします。

    注: インストーラのファイル名の「バージョン」は、ダウンロードしているインストーラのバージョンです。例) jamf-im-2.3.0-0_lps.deb。

  3. (オプション) お使いの環境でダウンロード後にインフラストラクチャマネージャを移動する必要がある場合、下記のようなコマンドを実行してください。

    scp /Path/To/JIM/Installer.deb <sshusername>@<jim.server.hostname>:/tmp/

    下記の点を確認します。

    • /Path/To/JIM/Installer.deb がご使用のコンピュータで Infrastructure Manager Installer Bundle のファイルパスであること。

    • <sshusername> が Secure Shell (SSH) 管理者権限のあるサーバでのユーザ名であること。

    • <jim.server.hostname> が Infrastructure Manager のホスト名か IP アドレスであること。

  4. スーパーユーザの権限を持つユーザとしてサーバにログインします。

    注: お使いの環境でダウンロード後にインフラストラクチャマネージャを移動する必要がある場合、SSH 上でサーバに接続するか、直接 /tmp/ ディレクトリに移動させる必要があります。

  5. インストーラを開始する際の実行コマンド例:

    sudo dpkg --install /path/to/jamf-im.deb

  6. プロンプトが表示されたら、Jamf Pro URL を入力します。例: 「https://JAMF_PRO_URL.jamfcloud.com/」(Jamf Cloud でホスティング) または「https://JAMF_PRO_URL.com:8443/」(オンプレミスでホスティング)

  7. プロンプトが表示されたら「Infrastructure Manager インスタンス」権限のある Jamf Pro ユーザアカウントの認証情報を入力します。

  8. プロンプトが表示されたら Jamf Pro のパスワードを入力します。

  9. プロンプトが表示されたら、Infrastructure Manager がインストールされているコンピュータのホスト名を入力します。たとえば、「computername.mycompany.com」です。

    注記:

    • ホスト名は外部で解決可能な完全修飾ドメイン名形式でなければいけません。

    • Jamf Pro サーバが Jamf Cloud でホストされている場合、Jamf Infrastructure Manager サーバはパブリックにアクセス可能である必要があります。

  10. 画面上の指示に従って、インストレーションを完了します。

インフラストラクチャマネージャインスタンスのインストールが完了すると、Jamf Pro で LDAP プロキシを有効化できます。

Red Hat Enterprise Linux

  1. Jamf Account にログインし、次のページに移動します:
    https://account.jamf.com/products/other/infrastructure-manager

  2. Infrastructure Manager Installer Bundle for Red Hat Enterprise Linux (jamf-im-version.rpm) を、インストールするコンピュータにダウンロードします。

    注: インストーラのファイル名の「バージョン」は、ダウンロードしているインストーラのバージョンです。例) jamf-im-2.3.0_lps-1.noarch.rpm。

  3. (オプション) お使いの環境でダウンロード後にインフラストラクチャマネージャを移動する必要がある場合、下記のようなコマンドを実行してください。

    scp /Path/To/jamf-im-2.3.0_lps-1.noarch.rpm <sshusername>@<jim.server.hostname>:/tmp/

    下記の点を確認します。

    • /Path/To/jamf-im-2.3.0_lps-1.noarch.rpm がご使用のコンピュータで Infrastructure Manager Installer Bundle のファイルパスであること。

    • <sshusername> が SSH 管理者権限のあるサーバでのユーザ名であること。

    • <jim.server.hostname> が Infrastructure Manager のホスト名か IP アドレスであること。

  4. スーパーユーザの権限を持つユーザとしてサーバにログインします。

    注: お使いの環境でダウンロード後にインフラストラクチャマネージャを移動する必要がある場合、セキュアシェル (SSH) 上でサーバに接続するか、直接 /tmp/ ディレクトリに移動させる必要があります。

  5. インストーラを開始する際の実行コマンド例:

    sudo rpm -i /path/to/jamf-im-2.3.0_lps-1.noarch.rpm

  6. プロンプトが表示されたら、次のコマンドを実行します。

    sudo jamf-im enroll

  7. プロンプトが表示されたら、Jamf Pro URL を入力します。例: 「https://JAMF_PRO_URL.jamfcloud.com/」(Jamf Cloud でホスティング) または「https://JAMF_PRO_URL.com:8443/」(オンプレミスでホスティング)

  8. プロンプトが表示されたら「Infrastructure Manager インスタンス」権限のある Jamf Pro ユーザアカウントの認証情報を入力します。

  9. プロンプトが表示されたら Jamf Pro のパスワードを入力します。

  10. プロンプトが表示されたら、Infrastructure Manager がインストールされているコンピュータのホスト名を入力します。たとえば、「computername.mycompany.com」です。

    注記:

    • ホスト名は外部で解決可能な完全修飾ドメイン名形式でなければいけません。

    • Jamf Pro サーバが Jamf Cloud でホストされている場合、Jamf Infrastructure Manager サーバはパブリックにアクセス可能である必要があります。

  11. 画面上の指示に従って、インストレーションを完了します。

インフラストラクチャマネージャインスタンスのインストールが完了すると、Jamf Pro で LDAP プロキシを有効化できます。

Windows

  1. Amazon Corretto 11 をインストールします。

  2. 環境変数「JRE_HOME」を Computer Properties (コンピュータのプロパティ) > Advanced Settings (高度な設定) > Environment Variables (環境変数) に追加します。

    注: Amazon Coretto アップデートの度に「JRE_HOME」を手動でアップデートする必要があります。インストーラは「JAVA_HOME」環境変数しかアップデートしません。

  3. Variable name (変数名) フィールドに JIM_HOME を追加し、 新しいシステム変数 (New System Variable) ポップアップダイアログの Variable value (変数値) フィールドに "C:\Program Files\Jamf\Infrastructure Manager" を追加します。

  4. サーバを再起動します。

  5. Jamf Account にログインし、次のページに移動します:
    https://account.jamf.com/products/other/infrastructure-manager

  6. Infrastructure Manager Installer Bundle for Windows (Jamf-Infrastructure-Manager-version.msi) を、インストールするコンピュータにダウンロードします。

    注: インストーラのファイル名の「バージョン」は、ダウンロードしているインストーラのバージョンです。例) Jamf-Infrastructure-Manager-ldap-proxy-2.3.0.msi。

  7. インストーラを実行します。

    注: インストーラを管理者として実行する必要があります。

  8. 設定タイプを選択します。

  9. Jamf Pro URL を入力します。例: 「https://JAMF_PRO_URL.jamfcloud.com/」(Jamf Cloud でホスティング) または「https://JAMF_PRO_URL.com:8443/」(オンプレミスでホスティング)

  10. 「Infrastructure Manager インスタンス」権限のある Jamf Pro ユーザアカウントの認証情報を入力します。

  11. Jamf Pro のパスワードを入力します。

  12. Infrastructure Manager をインストールしたコンピュータのホスト名を入力します。たとえば、「computername.mycompany.com」です。

    注記:

    • ホスト名は外部で解決可能な完全修飾ドメイン名形式でなければいけません。

    • Jamf Pro サーバを Jamf Cloud でホスティングしている場合、Jamf Infrastructure Manager サーバは公的にアクセス可能でなければなりません。

  13. 画面上の指示に従って、インストレーションを完了します。

インフラストラクチャマネージャインスタンスのインストールが完了すると、Jamf Pro で LDAP プロキシを有効化できます。

ヘルスチェックエンドポイントの有効化

Jamf Infrastructure Manager インスタンスの最初のインストールにより、デフォルトのヘルスチェックエンドポイントが無効化されます。以下を行って ヘルスチェックエンドポイントを有効にします:

  1. 次のいずれかのファイルを編集します:

    Linux OS

    /etc/jamf-im/jsam/application.properties

    Windows

    C:\Program Files\Jamf\Infrastructure Manager\config\jsam\application.properties

  2. ファイルの最後の行を actuator.enabled=false から actuator.enabled=true へ変更します。

  3. LDAP プロキシを再起動します。

  4. (オプション) 次のコマンドを実行してエンドポイントが有効になっていることを確認し、{"status": "UP"} がペイロードに含まれていることを確認します:

    Linux OS

    curl -v localhost:8081/actuator/health

    Windows

    curl http://localhost:8081/actuator/health

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