Composer リリース履歴

バージョン管理について:

このページは、製品に変更が加えられた場合にのみ Composer のリリース履歴を反映するように更新されます。したがって、ここにリストされているリリースバージョンは、現在の Composer リリースバージョンと一致しない場合があります。

Composer 10.28.0

除外リストにシステムレベルのファイルが追加される

/System/ が Composer のデフォルト除外リストに追加されました。これにより、パッケージソースの作成時に、Composer はシステムレベルのファイルをインデックスしなくなります。/System/ ファイルを含むパッケージにより、macOS 11 以降のコンピュータでパッケージインストールが失敗することがあります。Composer の除外リストからデフォルトのエントリを追加したり削除したりするには、Composer メニューバーの File (ファイル) > Preferences (環境設定) > Exclusion List (除外リスト) をクリックしてください。

Composer の除外リストの詳細については、除外リスト を参照してください。

Composer 10.27.0

Apple Silicon が搭載された Mac コンピュータ用パッケージ構築の強化

Composer を使って、パッケージ内の実行可能ファイルのタイプ (Intel ベースまたはユニバーサル) に応じて Apple Silicon が搭載された Mac コンピュータへの Rosetta のインストールの指示が表示されるタイミングを構成できます。Composer's packaging (Composer パッケージ) 環境設定内の Executable Types in PKGs (PKG の実行可能ファイルのタイプ) ポップアップメニューで、次のオプションから選択できます。

Automatically detect executable types (実行可能ファイルのタイプを自動的に検出する)

(推奨) Composer は、パッケージに Intel ベースの実行可能ファイルが含まれているかどうかを自動的に検出します。Intel ベースの実行可能ファイルが見つかり Rosetta がインストールされていない場合、Apple silicon が搭載された Mac コンピュータは、パッケージをインストールするユーザに Rosetta のインストールも要求します。

この設定はデフォルトで使われ、パッケージソースに実行可能ファイルのタイプがわからない場合に使う必要があります。

One or more executables require Rosetta (1 つまたは複数の実行可能ファイルに対して Rosetta が必要です)

Composer はIntel ベースの実行可能ファイルが含まれたパッケージを構築します。Rosetta がインストールされていない場合、Apple silicon が搭載された Mac コンピュータは、常にパッケージをインストールするユーザに Rosetta のインストールも要求します。

この設定は、パッケージソースに実行可能ファイルが含まれていることがわかっている場合だけ使ってください。

All executables are Universal (実行可能ファイルは全てユニバーサル形式です)

Composer はユニバーサル形式の実行可能ファイルだけが含まれたパッケージを構築します。Apple silicon が搭載された Mac コンピュータは、パッケージをインストールするユーザに Rosetta のインストールを要求しません。

この設定は、パッケージソースに Intel ベースの実行可能ファイルが含まれていないことがわかっている場合だけ使ってください。

Apple Silicon が搭載された Mac コンピュータ上の Rosetta の指示についての詳細は Apple サポートウェブサイトのMac に Rosetta をインストールする必要がある場合をご覧ください。

Composer を使用したパッケージ構築の詳細は、パッケージ構成 を参照してください。

Composer 10.25.0

Apple Silicon との互換性

Composer は Apple silicon を搭載した Mac をネイティブでサポートするようになりました*。

* ハードウェアサポートは、Mac Developer Transition Kit を使用したテストに基づいています。

バグ修正

[PI-008713] Composer を予期せずに終了させる問題を修正しました。

Composer 10.23.0

ユーザは、まだ付与されていない場合にのみ、Composer のフルディスクアクセスを許可するように求められます。このチェックは、Composer が起動されるたびに行われます。

Composer 10.22.0

Composer のセキュリティの向上

Composer 10.22.0 では、バージョン 10.18.0 ~ 10.21.0 にある問題のバグ修正が行われていて、10.18.0 ~ 10.21.0 の Composer と権限のあるヘルパーが管理者アカウントで同じコンピュータに以前にインストールされている場合、これにより標準ユーザがルートアクセスの必要なリソースにアクセスできるようになっています。

Composer を搭載したコンピューターがこの問題の影響を受けないようにするには、Composer 10.22.0 にアップグレードしてください。

バグ修正

[PI-008065] 大きな .app ファイルをソースに変換しようとする際に Composer がクラッシュされる問題を解決しました。

Composer 10.19.0

Composer を使用したパッケージの構築と変換プロセスの改善

Stop (停止) ボタンをクリックして、パッケージの構築とソース変換をプロセスの途中で停止できるようになりました。これにより、プロセスの完了を待つことなく、パッケージソースをすぐに変更できます。以下のプロセスを停止できます。PKG または DMG を構築する PKG または DMG をソースに変換

パッケージの構築とパッケージソースの作成の詳細については、パッケージ構成 および パッケージソースの作成 を参照してください。

バグ修正と拡張機能

  • Composer ウィンドウを閉じた後に、Dock の Composer アイコンをクリックして、前に閉じたウィンドウを再度開くことができるようになりました。

  • パッケージをソースに変換する際に、Composer 進捗状況ウィンドウが、タスクを正確に説明するヘッダーを表示するようになりました。

  • Composer でパッケージに署名する際に、権限のあるヘルパーツールで完了できるようになりました。

  • Composer の新規にインストールしたバージョンを起動する際に管理者の認証情報が Composer により複数回求められることがある問題を解決しました。

  • [PI-007818] ユーザが、既存の PLIST なしでパッケージソースの PLIST ファイルを作成できない場合がある問題を修正しました。

  • [PI-007826] Composer が macOS 10.15 でフルディスクアクセスのプロンプト画面を表示できない問題を解決しました。

Composer 10.18.0

Privileged Helper (権限付きヘルパー) のインストレーション

Composer は、最初に開いたときに権限付きヘルパーツールをインストールし、ルートアクセスを必要とするすべての Composer タスクを実行するようになりました。Composer を開くたびに権限付きヘルパーをインストールするには管理者の資格情報が必要です。権限付きヘルパーにより、次のユーザ環境が改善されました:

  • Composer がタイムリーに開きます。

  • ルートとして再起動したときに、macOS Dock に 2 番目の Composer アイコンが表示されなくなりました。

  • ソース内の既存のファイルを置換しても、Composer が失敗することはなくなりました。

  • パッケージ権限が予期どおりに機能しないという問題を修正しました。すべての権限は、デフォルトで「root:wheel 755」に設定されなくなりました。

  • 環境設定はユーザごとに設定されるようになり、ルートの場所に保存されなくなりました。Composer 環境設定は ~/Library/Preferences に保存されます。

  • DMG Filesystem プロンプトは、必要な場合にのみ表示されます。

パッケージマニフェストを Composer へのアップロード

パッケージマニフェストを Composer に直接アップロードすることはできなくなりました。パッケージマニフェストを Jamf Nation にアップロードする場合は、Jamf Nation の製品ページに移動して、.composer マニフェストファイルをアップロードする必要があります。詳しくは、パッケージマニフェスト を参照してください。

Composer 10.16.0

パッケージソースの info.plist ファイルを編集する場合、IF Major Version と IF Minor Version の値は、アプリケーションバンドルの info.plist ファイルで使用されなくなりました。