メニューバー App の設定

このリファレンスには、Jamf Connect メニューバー App で利用可能なすべての設定が含まれています。Jamf Connect 構成、または Configuration Profiles (構成プロファイル) > Application & Custom Settings (アプリケーション&カスタム設定) で作成した Jamf Pro 構成プロファイルのいずれかにおいて、環境設定を構成します。詳しくは、構成を参照してください。

メニューバーの認証設定

  • ドメインcom.jamf.connect
  • DictionaryIdPSettings
  • 説明

    Jamf Connect が IdP とローカルアカウント間の認証を完了できるようにするために使用されます。必要となる設定は IdP によって異なります。

設定

説明

Identity Provider (アイデンティティプロバイダ)

Provider

(必須) クラウドアイデンティティプロバイダの名前を指定します。以下の値がサポートされています。

  • Azure
  • IBMCI
  • GoogleID
  • Okta
  • OneLogin
  • PingFederate
  • カスタム
<key>Provider</key>
<string>Azure</key>

Okta Auth Server (Okta 認証サーバ)

OktaAuthServer

(必須: Okta のみ) オーガニゼーションの Okta のドメインを指定します。前の「https://」はオプションです。

<key>OktaAuthServer</key> <string>your-company.okta.com</string>

Client ID (クライアント ID)

ROPGID

(必須: OpenID Connect のみ) IdP の Jamf Connect App のクライアント ID を指定します。この値を使用すると、Jamf Connect がリソース所有者パスワード許可 (ROPG) を完了することができ、このプロセスではパスワードの検証が実施されます。

<key>ROPGID</key> <string>9fcc52c7-ee36-4889-8517-lkjslkjoe23</string>

Discovery URL (ディスカバリー URL)

DiscoveryURL

IdP の OpenID Connect Discovery のエンドポイントを指定します。この値は、次の形式で表示されます: https://domain.url.com/.well-known/openid-configuration

AD FS を使用している場合、この値は AD FS ドメインと以下を組み合わせたものです: /adfs/.well-known/openid-configuration/

注:

Identity Provider (アイデンティティプロバイダ) (OIDCProvider) が Custom または PingFederate に設定されている場合に、この設定が必要です。

<key>DiscoveryURL</key> <string>https://domain.url.com/.well-known/openid-configuration</string>

Tenant ID (テナント ID)

TenantID

所属するオーガニゼーションが認証に使用するテナント ID を指定します。

注:

IBM Security Verify がご使用の IdP である場合、この値は必須であり、IBM URL で使用されているテナント名と一致します。(例 https://companyname.ibmcloud.com)

<key>TenantID</key> <string>companyname</string>

Change Password URL (パスワード変更 URL)

ChangePasswordURL

ユーザがパスワードを変更できる IdP でサポートされている Web ページを開く URL を指定します。

注:

Azure が IdP の場合、デフォルト URL は https://myaccount.microsoft.com/ です。

Okta が IdP の場合、デフォルト URL は Okta Auth Server (Okta 認証サーバ) (OktaAuthServer) 環境設定キーに一覧表示されているドメインであり、この後に /enduser/settings が続きます。

Google Identity が IdP の場合、Jamf は次の URL を使用することをお勧めします: https://myaccount.google.com/intro/signinoptions/password

よりカスタマイズされた Azure、Okta、または Google Identity 環境を使用しているオーガニゼーションは、カスタム URL を使用できます。

<key>ChangePasswordURL</key> <string>https://IDP_EXAMPLE.com/.well-known/change-password</string> 

Reset Password URL (パスワードリセット URL)

ResetPasswordURL

ユーザがパスワードを忘れた場合にリセットできる IdP でサポートされている Web ページを開く URL を指定します。

注:

Azure が IdP の場合、デフォルト URL は https://passwordreset.microsoftonline.com/ です。

Okta が IdP の場合、デフォルト URL は Okta Auth Server (Okta 認証サーバ) (OktaAuthServer) 環境設定キーに一覧表示されているドメインであり、この後に /signin/forgot-password が続きます。

Google Identity が IdP の場合、Jamf は次の URL を使用することをお勧めします: https://accounts.google.com/signin/recovery

よりカスタマイズされた Azure、Okta、または Google Identity 環境を使用しているオーガニゼーションは、カスタム URL を使用できます。

<key>ResetPasswordURL</key> <string>https://IDP_EXAMPLE.com/.well-known/change-password</string>

Client Secret (クライアントシークレット)

ClientSecret

IdP の Jamf Connect App のクライアントシークレットを指定します。

<key>ClientSecret</key> <string>yourClientSecret</string>

Scope

Scopes


カスタム OIDC Scope を指定します。これは、認証中にユーザの ID トークンで追加のクレームを返します。標準の Scope には openidprofileoffline_access が含まれます。複数の Scope を含める場合、「+」を使用してそれらを区切ります。

<key>Scopes</key>
<string>openid+profile</string>

Password Verification Success Codes (パスワード検証の成功コード)

SuccessCodes

Jamf Connect で成功したと解釈される必要がある、ROPG パスワード検証中に IdP からのエラーコードを含む文字列の配列を指定します。

ご使用の環境で構成する必要がある可能性のあるエラーコードについては、Microsoft のAzure AD 認証と承認のエラーコードを参照してください:

お使いの環境で OneLogin と多要素認証を使用する場合、このキーを MFA に設定してください。

<key>SuccessCodes</key>
<array>
<string>AADSTS50012</string>
<string>AADSTS50131</string>
</array>

メニューバーサインインの設定

  • ドメインcom.jamf.connect
  • DictionarySignIn
  • 説明

    サインインのユーザエクスペリエンスの構成と、Okta 向け多要素認証 (MFA) オプションの構成に使用されます。

設定

説明

Enable Automatic Sign-in (自動サインインを有効にする)

AutoAuthenticate

ユーザのキーチェーンに保存されている資格情報がある場合に、Jamf Connect がユーザの自動サインインを行うかどうかを決定します。

<key>AutoAuthenticate</key>
<false/>

Automatically Push Last MFA Method (最後に使用した MFA 方式を自動的にプッシュする)

AutoMFA

(Okta のみ) ユーザが前回 Jamf Connect を介してサインインしたときの多要素認証 (MFA) の方法を、次回 Jamf Connect でサインインを試行するときに自動的にプッシュするかどうかを決定します。

注:

Jamf Connect は、メニューバー App 内で使用される多要素認証 (MFA) の方法のみを検出します。ウェブブラウザや他のアプリケーションを介して Okta ダッシュボードにサインインする際に使用される多要素認証 (MFA) の方法は検出されません。

<key>AutoMFA</key> <false/>

ログイン時に App を自動的に開く

AutoOpenAppAtLogin

Jamf Connect をユーザのログイン項目として設定します。この設定はデフォルトで無効 (false に設定) にされています。

注:
  • macOS で App をログイン項目として設定するには、ユーザは、少なくとも 1 回手動で App を開く必要があります。

  • この設定を 起動エージェント などの他の開き方と同時に使用して Jamf Connect を開くと、App の複数のコピーがコンピュータで開く可能性があります。

<key>AutoOpenAppAtLogin</key> <false/>

Require Sign-in (サインインの要求)

RequireSignIn

ユーザが正常に認証されるまで、コンピュータ上でサインインウィンドウを開いたままにするかどうかを決定します。

<key>RequireSignIn</key> <false/>

Sign-in Logo (サインインロゴ)

SignInLogo

ロゴとして使用されるローカルで保存されている画像へのファイルパスを指定します。大きな画像は、縦横比を維持したまま、自動的に適切な幅に縮小されます。バックラッシュ「\」をファイルパスに含めないようにしてください。

<key>SignInLogo</key> <string>/usr/local/images/logo.png</string>

Username Field Label (ユーザ名フィールドラベル)

UsernameLabel

サインイウィンドウで Username (ユーザ名) フィールドに入力するカスタムテキストを指定します。

<key>UsernameLabel</key> <string>Username:</string>

Password Field Label (パスワードフィールドラベル)

PasswordLabel

サインイウィンドウで Password (パスワード) フィールドに入力するカスタムテキストを指定します。

<key>PasswordLabel</key> <string>Password:</string>

サインインウィンドウのタイトル

WindowTitle

サインイウィンドウのカスタムタイトルを指定します。

<key>WindowTitle</key> <string>Connect</string>

MFA Option Names (MFA オプションの名称)

MFARename

(Okta のみ) オーガニゼーションの Okta 認証で使用される各 MFA オプションのカスタム名を指定します。Jamf Connect と Okta を使用して構成可能な MFA オプションのタイトルについての詳細は、多要素認証 を参照してください。

<key>MFARename</key> 
<dict>
 <key>push</key>
 <string>Okta Verify app: Push Notification</string>
 <key>question</key>
 <string>Okta Verify app: Security Question</string>
 <key>token:hardware</key>
 <string>USB Security Key</string>
 <key>okta:token:software:totp</key>
 <string>Okta Verification Code</string> <key>google:token:software:totp</key> 
 <string>Google Verification Code</string>
 <key>web</key>
 <string>Duo Mobile app</string>
 </dict>

Hidden MFA Options (MFA オプションを非表示にする)

MFAExcluded

(Okta のみ) ユーザに表示しない MFA オプションのリストを指定します。

<key>MFAExcluded</key>
 <array> 
 <string>push</string>
 <string>question</string> 
 <string>token:hardware</string>
 <string>okta:token:software:totp</string> <string>google:token:software:totp</string> 
 <string>web</string> 
</array>

One-time Password Message (ワンタイムパスワードメッセージ)

OneTimePasswordMessage

(Okta のみ) ユーザがワンタイムパスワード (OTP) を多要素認証 (MFA) 方式として入力する必要があるときに表示されるテキストを指定します。

<key>OneTimePasswordMessage</key> <string>Enter the verification code</string> 

メニューバーのカスタムブランディングの設定

  • ドメインcom.jamf.connect
  • DictionaryAppearance
  • 説明

    所属するオーガニゼーション向けに Jamf Connect をカスタマイズするために使用します

設定

説明

Light Mode Icon (ライトモードのアイコン)

MenubarIcon

ライトモードが有効化されている場合に Jamf Connect メニューバーアイコンに表示されるカスタムアイコンへのファイルパスを指定します。

Jamf は 16x16 ピクセルの画像を推奨しています。

<key>MenubarIcon</key
<string>/usr/local/icon.png</string>

Dark Mode Icon (ダークモードのアイコン)

MenubarIconDark

macOS 10.15 以前でダークモードが有効化されている場合に表示される、Jamf Connect メニューバーアイコンのカスタムアイコンへのファイルパスを指定します。

Jamf は 16x16 ピクセルの画像を推奨しています。

注:

この設定は、macOS 11 以降のコンピュータではサポートされていません。Light Mode Icon (ライトモードアイコン) (MenuBarIcon) を使用して 1 つのアイコンをアップロードすると、macOS がユーザのデスクトップのイメージに合わせてアイコンの色合いを自動的に変更し、アイコンが鮮明に表示されるようになります。

<key>MenubarIconDark</key <string>/usr/local/darkicon.png</string>

Unbranded App Icon (ブランド化されていない App) アイコンの使用

AlternateBranding
デフォルトの Jamf ロゴや会社名ではなく、Jamf Connect の代替 App アイコンの使用を指定します。この設定はデフォルトで無効 (false に設定) にされています。
<key>AlternateBranding</key> <false/>

Show Welcome Window (ようこそウィンドウの表示)

ShowWelcomeWindow

Jamf Connect を開くたびに、ようこそウィンドウを表示します。

<key>ShowWelcomeWindow</key> <true/>

Unlock App の設定

ドメイン
com.jamf.connect
ディクショナリ
Unlock
説明
Jamf Connect メニューバー App での Jamf Unlock App の使用を構成するために使用します。

Jamf Unlock の詳細については、Jamf Unlock 概要 を参照してください。

設定説明

Unlock の有効化

EnableUnlock

Jamf Unlock App の使用を有効にし、Unlock のメニュー項目をメニューバーに表示します。この設定はデフォルトで無効 (false に設定) にされています。

<key>EnableUnlock</key>
<false/>

PIN が必要です

RequirePIN

Jamf Unlock のユーザに、PIN を使用して認証要求を完了することを要求します。

重要: Jamf Unlock の認証が期待どおりに機能するには、Jamf Unlock マネージド App 構成の PIN 要件設定と Jamf Connect 構成プロファイルの PIN 要件設定が同じであることを確認してください。
<key>RequirePIN</key> <false/>

ログインウィンドウでの Unlock 認証を有効にします

EnableUnlockForLogin

ユーザが Jamf Unlock 認証を使用して Apple ネイティブの macOS ログインウィンドウでログインできるようにします。

有効にされると (true に設定)、ユーザはログインウィンドウの上部にある Enable Jamf Unlock (Jamf Unlock を有効にする) スイッチを使用して、ローカルパスワードと Jamf Unlock のどちらを使用するかを切り替えることができます。この設定は、デフォルトで無効 (false に設定) にされています。

注:

この設定を使用する前に、EnableUnlock 設定を有効 (true に設定) にする必要があります。

<key>EnableUnlockForLogin</key> <false/>

ユーザヘルプの設定

  • ドメインcom.jamf.connect
  • DictionaryUserHelp
  • 説明

    ユーザ向けの app 内ヘルプオプションの構成に使用します

設定

説明

Get Help Type (ヘルプタイプを取得する)

HelpType

Jamf Connect が使用するヘルプオプションのタイプを指定します。

注:

Bomgar、URL、および App がサポートされています。

<key>HelpType</key>
<string>URL</string>

Get Help Options (ヘルプオプションを取得する)

HelpOptions

Jamf Connect メニューの Get Help (ヘルプの取得) をクリックしてユーザがアクセスできる URL またはファイルパスを指定します。

注:

HelpType キーの指定は必須です。

<key>HelpOptions</key> <string>/Applications/Google Chrome.app</string>

Self Service Path (Self Service のパス)

SoftwarePath

Jamf Connect が自動検出するもの以外の Self Service アプリケーションで使用するファイルパスです。Jamf Connect は自動的に Jamf Self Service および Munki Managed Software Center を検出します。

<key>SoftwarePath</key> <string>/Applications/Your.app</string>

パスワードポリシーの設定

  • ドメインcom.jamf.connect
  • DictionaryPasswordPolicies
  • 説明

    ネットワークパスワードのチェック、有効期限の通知、およびパスワードポリシーの構成に使用します

設定

説明

Password Expiration Countdown Start Date (パスワード有効期限のカウントダウン開始日)

ExpirationCountdownStartDay

パスワードの有効期限が切れる前のカウントダウンを App のアイコンの横にあるメニューバーに表示しておく日数を表す整数を指定します。この設定はデフォルトで 14 日に設定されており、0 に設定すると無効になります。

注: この設定を使用するには、Jamf Connect を Kerberos レルムと統合する必要があります。詳しくは、ケルベロス統合 を参照してください。
<key>ExpirationCountdownStartDay</key>
<integer>14</integer>

パスワード有効期限の手動制御

ExpirationManualOverrideDays

(Okta のみ) 所属するオーガニゼーションのユーザの Okta パスワードの有効期間の日数を表す整数を指定します。例えば、ユーザが Okta パスワードを 90 日ごとに変更する必要がある場合、この値を 90 に設定します。

これにより、Active Directory に管理されていない Okta アカウント用のメニューバー App で、ユーザのパスワードが失効するまでの残りの日数を表示することができます。

メニューバーに加えてメニューバー App アイコンの横にこの値を表示するには、Password Expiration Countdown Start Date (パスワード有効期限のカウントダウン開始日) の設定も必ず構成してください。

注: Okta アカウントが Active Directory にマスターされている場合、この設定を使用することはできません。Jamf Connect メニューバー App にパスワードの有効期限日が表示されるようにするには、Jamf Connect と Kerberos レルムとの統合を継続し、Password Expiration Countdown Start Date (パスワード有効期限のカウントダウン開始日) 設定を使用してください。

Password Expiration Notification Start Date (パスワードの有効期限の通知開始日)

ExpirationNotificationStartDay

ユーザがパスワードの期限切れに関する通知を受信するまでの残り日数を表す整数を指定します。この設定はデフォルトで 7 日に設定されており、0 に設定すると無効になります。

<key>ExpirationNotificationStartDay</key> <integer>7</integer>

Network Check-in Frequency (ネットワークのチェックイン頻度)

NetworkCheck

Jamf Connect がユーザのネットワークパスワードがローカルパスワードと一致することを確認するために使用するチェックイン頻度を指定します。この設定はデフォルトで 60 分に設定されており、0 に設定すると無効になります。Jamf Connect がネットワークにアクセスできる場合のみ、ネットワークパスワードを確認することができます。

ネットワークチェックイン時にユーザのパスワードが同期していない場合、ユーザはパスワードを同期するように求める macOS 通知を受け取ります。

<key>NetworkCheck</key> <integer>60</integer>

ネットワークの変更に伴うネットワークチェックの実行

CheckOnNetworkChange

コンピュータのネットワークステータスが変更された場合に Jamf Connect がネットワークチェックを実行するかどうかを決定します。この設定はデフォルトで有効 (true に設定) にされています。無効 (false に設定) にされると、Jamf Connect は、NetworkCheck キーで定義されたネットワークチェックイン頻度の整数の間のみネットワークチェックを実行します。
<key>CheckOnNetworkChange</key> <true/>

Sync Passwords Message (パスワード同期メッセージ)

SyncPasswordsMessage

Jamf Connect がローカルパスワードとネットワークパスワードが同期していないことを検出したときにユーザに表示されるメッセージを指定します。

<key>SyncPasswordsMessage</key> <string>Your local and network passwords do not match. Enter your current local password to sync it with your network password</string>

パスワード同期ブロックリスト

PasswordSyncBlockList

パスワードの同期を行わないローカル macOS アカウント (通常は管理者アカウント) のリストを指定します。

1 つまたは複数のローカルアカウントを、ローカル macOS アカウント名 (省略名) を使用した文字列の配列として指定することができます。

<key>PasswordSyncBlockList</key> <array> <string>account_one</string> <string>account_two</string> <string>account_three</string> <string>account_four</string> </array>

Password Change Workflow (パスワードの変更ワークフロー)

PasswordChangeWorkflow
Kerberos ワークフローを使用してユーザがメニューバー App で直接パスワードを変更するか (利用可能な場合)、または Web ビューを使用してアイデンティティプロバイダを介して変更するかを指定します。
  • Webユーザは、IdP のパスワードの変更画面が開く Web ビューを介してパスワードを変更します。
  • Kerberosユーザは、メニューバー App で直接パスワードを変更します。
Jamf Connect で Kerberos を使用する環境では、Kerberos がデフォルト設定です。
<key>PasswordChangeWorkflow</key> <string>Kerberos</string>

Password Policy Requirements (パスワードポリシーの要件)

PolicyRequirements

ユーザがパスワードを変更する際のパスワードの難易度ポリシーを定義します。Jamf Connect は、Active Directory またはクラウド IdP とは異なるパスワードポリシーが検出されない場合にのみ、この設定を適用します。

<key>PolicyRequirements</key>
 <dict> 
<key>minLength</key>
 <integer>8</integer>
 <key>minLowerCase</key>
 <integer>1</integer> 
<key>minMatches</key> 
<integer>3</integer> 
<key>minNumber</key>
 <integer>1</integer> 
<key>minSymbol</key>
 <integer>1</integer>
 <key>minUpperCase</key>
 <integer>1</integer> <key>excludeUsername</key> <true/> 
</dict>
注: minMatches 環境設定を使用して、ユーザのパスワードがパスワードの基準にマッチする必要のある多数の方法を指定します。例えば、minMatches の値が 3 の場合、ユーザのパスワードは少なくとも 3 つのパスワードの基準 (大文字、特殊文字/記号、整数/番号) を含める必要があります。

Password Policy Message (パスワードポリシーのメッセージ)

PolicyMessage

構成されたパスワードポリシーを説明するメッセージ。このメッセージは、ユーザがパスワードポリシーの要件を満たさないパスワードを設定しようとした場合にのみ表示されます。

<key>PolicyMessage</key> <string>This password does not meet your organization's minimum password complexity requirements.</string>

Kerberos の設定

  • ドメインcom.jamf.connect
  • DictionaryKerberos
  • 説明

    パスワード同期のために Jamf Connect を Kerberos レルムと統合するために使用されます

設定

説明

Kerberos Realm (Kerberos レルム)

Realm

Kerberos チケットを取得するために使用される Kerberos レルムを指定します。Kerberos レルムはすべて大文字で書き込む必要があります。

<key>Realm</key>
<string>YOURCOMPANY.NET</string>

Renew Kerberos Tickets (Kerberos チケットを更新する)

AutoRenewTickets

Kerberos チケットを更新するかどうかを決定します。

<key>AutoRenewTickets</key> <false/>

ネットワーク変更時にチケットをキャッシュ

CacheTicketsOnNetworkChange

ネットワークステータスがコンピュータで変更される際に、ユーザの Kerberos チケットがキャッシュされるか破棄されるかを決定します。有効 (true に設定) にされると、ネットワーク変更時に、コンピュータは Kerberos チケットをキャッシュします。デフォルトでは、この設定は無効 (false に設定) にされていて、ネットワーク変更時に、Kerberos チケットは破棄されます。

<key>CacheTicketsOnNetworkChange</key> <false/> 

カスタムの短い名前

ShortName

Kerberos チケットに使用するカスタム省略名。このフィールドでは Jamf Pro コンピュータ変数がサポートされており、Jamf Pro に保存されている属性値の自動入力のために使用できます。

<key>ShortName</key> <string>Joel</string>

Short Name Attribute (省略名の属性)

ShortNameAttribute

省略名として使用する ID トークン属性。指定されていない場合は、ShortName の値が使用されます。ShortNameAttribute または ShortName の値が見つからず、AskForShortName 設定が有効に (true に設定) されている場合、エンドユーザに省略名を入力するように求められます。

注:
  • Short Name Attribute (省略名の属性) は、MFA が有効な場合に省略名を指定することはできません。
  • Okta がお使いの IdP である場合、Client ID (クライアント ID) (ROPGID) と Tenant ID (テナント ID) (TenantID) の環境設定キーを Jamf Connect に対して構成し、ShortNameAttribute で指定された省略名を使用しなければなりません。
<key>ShortNameAttribute</key> <string>attribute</string>

Ask for Short Name (省略名を要求する)

AskForShortName

最初のサインイン時にユーザに Kerberos 省略名の入力を求めるかどうかを決定します。

<key>AskForShortName</key> <false/>

Ask for Short Name Message (省略名を要求するメッセージ)

AskForShortNameMessage

Kerberos 省略名を要求したときにユーザに表示されるメッセージを指定します。

<key>AskForShortNameMessage</key> <string>Enter your Active Directory username.</string>

キーチェーンの設定

  • ドメインcom.jamf.connect
  • DictionaryKeychain
  • 説明

    Jamf Connect がキーチェーン項目とパスワードを同期させる目的で使用されます。

設定

説明

Sync Password with Internet Keychain Items (インターネットキーチェーン項目とパスワードを同期する)

InternetItems

Jamf Connect がローカルパスワードと同期する必要があるインターネットアカウントを指定します。

<key>InternetItems</key>
<dict>
<key>com.apple.network.eap.user.item.wlan.ssid.Company Wireless</key><string>&lt;&lt;shortname&gt;&gt;</string>
</dict>

Update Keychain Items (キーチェーン項目を更新する)

PasswordItems

Jamf Connect がローカルパスワードと同期させるキーチェーン項目を指定します。


<key>PasswordItems</key>
 <dict>
 <key>com.apple.network.eap.user.item.wlan.ssid.SSIDNameHere</key>
 <string>&lt;&lt;shortname&gt;&gt;</string>
 </dict>


Okta Web ブラウザ設定

  • ドメインcom.jamf.connect
  • DictionaryWebBrowser
  • 説明

    サインイン時にユーザの Okta ダッシュボードを開くかどうか、およびどのブラウザで開くかを管理するために使用されます

設定

説明

ブラウザを起動

LaunchBrowser

ユーザが Jamf Connect にサインインする際に Okta ダッシュボードが Web ブラウザで開かれるかどうかを決定します。

<key>LaunchBrowser</key>
<false/>

ブラウザの選択

BrowserSelection

ユーザーが Jamf Connect を使用してサインインするときに、サインインウィンドウでブラウザポップアップメニューから選択を強制することによって、Okta ダッシュボードを開くブラウザを決定します。Safari、Firefox、および Google Chrome はサポートされたブラウザです。

<key>BrowserSelection</key> <string>Google Chrome</string>

メニュー項目のカスタム設定

  • ドメインcom.jamf.connect
  • DictionaryCustomMenuItems
  • 説明

    Jamf Connect メニュー項目の名称のカスタマイズに使用されます。

設定

説明

About Menu Text (概要メニューテキスト)

About

About (概要) メニュー項目のタイトルを指定します。

<key>about</key>
<string>About</string>

Actions Menu Text (アクションメニューテキスト)

Actions

Actions (アクション) メニューのタイトルを指定します。

<key>actions</key> <string>Actions</string>

Change Password Menu Text (パスワードの変更メニューテキスト)

ChangePassword

Change Password (パスワードの変更) メニュー項目のタイトルを指定します。

<key>changepassword</key> <string>Change Password</string>

Get Help Menu Text (ヘルプの取得メニューテキスト)

GetHelp

Get Help (ヘルプの取得) メニュー項目のタイトルを指定します。

<key>gethelp</key> <string>Get Help</string>

Get Software Menu Text (ソフトウェアの取得メニューテキスト)

GetSoftware

Get Software (ソフトウェアの取得) メニュー項目のタイトルを指定します。

<key>getsoftware</key> <string>Get Software</string>

Home Directory Menu Text (ホームディレクトリメニューテキスト)

Home

Home directory (ホームディレクトリ) メニュー項目のタイトルを指定します。

<key>homedirectory</key> <string>Home</string>

Preferences Menu Text (環境設定メニューテキスト)

Preferences

Preferences (環境設定) メニュー項目のタイトルを指定します。

<key>preferences</key> <string>Preferences</string>

Reset Password Menu Text (パスワードのリセットメニューテキスト)

ResetPassword

Reset password (パスワードのリセット) メニュー項目のタイトルを指定します。

<key>resetpassword</key> <string>Reset Password</string>

Shares Menu Text (共有メニューテキスト)

Shares

Shares (共有) メニュー項目のタイトルを指定します。

<key>shares</key> <string>Shares</string>

Connect Menu Text (接続メニューのテキスト)

Connect

Connect (接続) メニュー項目のタイトルを指定します。

<key>connect</key> <string>Connect</string>

メニュー項目の表示設定

  • ドメインcom.jamf.connect
  • キーHiddenMenuItems
  • 説明

    Jamf Connect メニュー項目をユーザに非表示とする際に使用される文字列の配列。

設定

説明

Hide About Menu Item (概要メニュー項目を非表示にする)

about

About (概要) ウィンドウを非表示にします

<key>HiddenMenuItems</key>
<array>
<string>about</string>
</array>

Hide Actions Menu Item (アクションメニュー項目を非表示にする)

actions

カスタム構成済み Actions (アクション) メニュー項目を非表示にします。

<key>HiddenMenuItems</key> <array> <string>actions</string> </array>

Hide Change Passwords Menu Item (パスワードの変更メニュー項目を非表示にする)

changepassword

Change password (パスワードの変更) メニュー項目を非表示にします。

<key>HiddenMenuItems</key> <array> <string>changepassword</string> </array>

Hide Get Help Menu Item (ヘルプの取得メニュー項目を非表示にする)

gethelp

Get help (ヘルプの取得) メニュー項目を非表示にします。

<key>HiddenMenuItems</key>
<array>
<string>gethelp</string>
</array>

Hide Get Software Menu Item (ソフトウェアの取得メニュー項目を非表示にする)

getsoftware

Get software (ソフトウェアの取得) メニュー項目を非表示にします。

注:

セルフサービス App がコンピュータにインストールされていない場合、このメニュー項目はデフォルトでで非表示になります。

<key>HiddenMenuItems</key> <array> <string>getsoftware</string> </array>

Hide Home Directory Menu Item (ホームディレクトリのメニュー項目を非表示にする)

home

Home directory (ホームディレクトリ) メニュー項目を非表示にします。

注:

ホーム共有が検出されなかった場合は、このメニュー項目はデフォルトで非表示になります。

<key>HiddenMenuItems</key> <array> <string>home</string> </array>

Hide Kerberos Ticket Menu Item (Kerberos チケットメニュー項目を非表示にする)

tickets

Tickets (チケット) メニュー項目を非表示にします。

注:

Kerberos レルムが構成されていない場合は、このメニュー項目はデフォルトで非表示になります。

<key>HiddenMenuItems</key> <array> <string>tickets</string> </array>

Hide Last User Menu Item (最終ユーザのメニュー項目を非表示にする)

最終ユーザ

Last user (最終ユーザ) メニュー項目を非表示にします。

<key>HiddenMenuItems</key> <array> <string>lastuser</string> </array>

Hide Password Expiration Menu Item (パスワード有効期限メニュー項目を非表示にする)

passwordexpiration

Password expiration (パスワード有効期限) メニュー項目を非表示にします。

<key>HiddenMenuItems</key> <array> <string>passwordexpiration</string> </array> 

Hide Preferences Menu Item (環境設定メニュー項目を非表示にする)

preferences

Preferences (環境設定) メニュー項目を非表示にします。

<key>HiddenMenuItems</key> <array> <string>preferences</string> </array> 

Hide Reset Password Menu Item (パスワードのリセットのメニュー項目を非表示にする)

resetpassword

Reset password (パスワードをリセット) メニュー項目を非表示にします。

<key>HiddenMenuItems</key> <array> <string>resetpassword</string> </array> 

Hide Shares Menu Item (共有メニュー項目を非表示にする)

shares

Share (共有) メニュー項目を非表示にします。

<key>HiddenMenuItems</key> <array> <string>shares</string> </array>

Hide Connect Menu Item (接続メニュー項目を非表示にする)

connect

Connect (接続) メニュー項目を非表示にします。

<key>HiddenMenuItems</key> <array> <string>connect</string> </array>

Hide Quit Menu Item (終了メニュー項目を非表示にする)

quitjamfconnect

Quit (終了) メニュー項目を非表示にします。

<key>HiddenMenuItems</key> <array> <string>quitjamfconnect</string> </array> 

メニューバーのスクリプト設定

  • ドメインcom.jamf.connect
  • DictionaryScripting
  • 説明

    Jamf Connect 認証イベントがトリガーするカスタムスクリプトを実行するために使用します

設定

説明

Password Change Script (パスワードの変更スクリプト)

OnPasswordChange

パスワードの変更が成功した後に実行されるスクリプトや他のバイナリへのファイルパスを指定します。

<key>OnPasswordChange</key>
<string>/usr/local/bin/PasswordChange.sh</string>

Successful Sign-in Script (正常なサインインのスクリプト)

OnAuthSuccess

Jamf Connect 認証の成功後に実行するスクリプトや他のバイナリへのファイルパスを指定します。

<key>OnAuthSuccess</key> <string>/usr/local/bin/JamfConnectAuth.sh</string>

Failed Sign-in Script (失敗したサインインのスクリプト)

OnAuthFailure

Jamf Connect 認証の失敗後に実行するスクリプトや他のバイナリへのファイルパスを指定します。

<key>OnAuthFailure</key> <string>/usr/local/bin/JamfConnectAuthFailure.sh</string>

Network Change Script (ネットワークの変更スクリプト)

OnNetworkChange

ネットワークの変更が検出された後に実行されるスクリプトや他のバイナリへのファイルパスを指定します。

<key>OnNetworkChange</key> <string>/usr/local/bin/JamfConnectAuthFailure.sh</string>

証明書の設定

  • ドメインcom.jamf.connect
  • DictionaryCertificates
  • 説明

    Windows web CA 設定の構成に使用されます

設定

説明

X.509 Certificate Authority (X.509 認証局)

WindowsCA

証明書に使用する Jamf Connect の Windows Web 認証局 (CA) の URL を指定します。

<key>WindowsCA</key>
<string>dc1.jamfconnect.test</string>

Certificate Template (証明書のテンプレート)

CertificateTemplate

Windows Web CA の証明書テンプレートを指定します。

<key>CertificateTemplate</key> <string>User Auth</string>

Get Certificates Automatically (証明書を自動的に取得する)

GetCertificateAutomatically

Jamf Connect がサインイン時に自動的に Windows の Web CA から証明書を取得できるようにします。

<key>GetCertificateAutomatically</key> <false/>

Associated Wi-Fi Networks (関連付けられた Wi-Fi ネットワーク)

SecureNetworks

Jamf Connect が作成した証明書に関連付ける安全性の高いワイヤレスネットワークのリストを指定します。

<key>SecureNetworks</key> <array> <string>SSID1</string> <string>SSID2</string> </array

Allow Private Key Exports (秘密キーのエクスポートを許可する)

ExportableCertificateKey

ユーザ証明書の秘密キーをエクスポートすることを許可します。

<key>ExportableCertificateKey</key> <false/>

ファイル共有設定

  • ドメインcom.jamf.connect.shares
  • 説明

    Jamf Connect のファイル共有メニュー項目の構成に使用されます。

    重要:

    Microsoft 分散ファイルシステム (DFS) 共有は、現在、Jamf Connect's ファイル共有機能ではサポートされていません。

設定

説明

HomeMount

ユーザのホームプロファイルをマウントするかどうかを決定します。これは GroupsOptionsキーを含むディクショナリキーとして書かれています。

<key>HomeMount</key> <dict> <key>Groups</key> <array/> <key>Options</key> <array/> <key>Mount</key> <false/> </dict>

Groups

どの Active Directory のグループメンバーに自分のホームプロファイルをマウントさせるかを指定します

Options

マウントオプションの配列。

注:

利用できるオプションについては、Options の表を参照してください。

Shares

マウントポイントとその関連属性を決定します。これは辞書の配列として書かれています。

<key>Shares</key> <array> <dict> <key>Groups</key> <array> <string>group1</string> <string>group2</string> </array> <key>URL</key> <string>smb://exampleURL/share/ExampleHome</string> <key>Options</key> <array/> <key>Name</key> <string>Files for you</string> <key>LocalMount</key> <string></string> <key>AutoMount</key> <true/> <key>ConnectedOnly</key> <true/> </dict> </array>

AutoMount

true に設定すると、共有は自動的にマウントされます

ConnectedOnly

true に設定すると、共有はコンピュータが Active Directory ドメインに接続されているときにのみマウントされます。

Groups

どの Active Directory のグループメンバーに自分のホームプロファイルをマウントさせるかを指定します。

LocalMount

ローカルマウントポイントを指定します

Name

Jamf Connect でメニュー項目として表示される共有の名前を指定します

Options

マウントオプションの配列

注:

利用できるオプションについては、Options の表を参照してください。

URL

マウントポイントの URL を指定します。

変数置換を使用して、カスタムマウントポイントを作成できます。Jamf Connect では、以下の変数のいずれかをユーザの AD アカウントの対応する値に置換できます。

  • <<domain>>
  • <<fullname>>
  • <<serial>>
  • <<shortname>>
  • <<upn>>
  • <<email>>

アクション項目設定

グローバルアクション設定

設定

説明

タイプ

MenuIcon

Action メニューにステータスアイコン (緑色、黄色、または赤色) を表示するかどうかを決定します

注:

MenuIcon は、サブメニューのすべての項目の中で「最高」レベルのアラートを基準として、メインの Action メニューの横に緑色、黄色、または赤色のアイコンを表示します。たとえば、赤いアイコンを表示するサブメニューのアクションが表示されている場合、メインのメニューには赤色のアイコンが表示されます。表示されているサブメニューのアクションは黄色のアイコンが表示され、赤色のアイコンがない場合、メインのメニュー項目には黄色のアイコンが表示されます。

Boolean (ブーリアン)

MenuText

true に設定すると、Jamf Connect では、コマンドの結果がメニュー項目のテキストとして使用されます。

注:

MenuText<<menu>>の後にメニューが続いた結果を返すコマンドが必要です。<<menu>> を含んだ結果を返す最後のコマンドは、メニュータイトルが何であるかを決定します。

Boolean (ブーリアン)

アクションコンポーネント設定

設定

説明

タイプ

Name

(必須) アクションの名称

String (文字列)

Title

メニューバーに項目を表示するために使用するテキスト

注:

指定されない場合、タイトルとして Title (タイトル) が使用されます。

Dictionary

Show

項目がメニューに表示されるかどうかを決定します

注:

メニュー項目を表示するには、Show コマンド内のすべてのコマンドが true を返す必要があります。

Array (アレイ)

Action

アクションが記載されます。

Array (アレイ)

Post

アクションが実行された後に何が起こるかを決定します。

Array (アレイ)

GUID

アクションの固有 ID

String (文字列)

Connected

Active Directory ドメインに接続されたときにのみアクションセットを実行するかどうかを決定します

Boolean (ブーリアン)

Timer

アクションを実行する分単位の間隔

Integer (整数)

ToolTip

メニュー項目の上にマウスポインタを乗せたときに表示されるテキスト

String (文字列)

Separator

メニューバーに視覚的なセパレータバーを作成します